「happier end」マンチェスター・バイ・ザ・シー ゆいさんの映画レビュー(感想・評価)
happier end
クリックして本文を読む
監督がこの映画をhappier endと表現していた。安易にハッピーエンドにしたくなかったらしい。
私自身もとても良い結末だと思った。
ケイシーはこの作品で初めて主演男優賞を取ったが、それに値する演技だったと思う。
主人公がなぜこんなに暗くなったのか、回想を所々に交えながら説明している。
時系列が分からなくなりそうだが、主人公が幸せそうかどうかで判別がついた。
基本重い雰囲気の中進むが、日常に起こりそうなちょっと笑えるシーンがちょくちょく挟まれていて、現実味があって面白かった。
その中でも一番好きなのが、兄の葬式の後のご飯会?で、ジョージに食べ物いるか聞かれているシーン。
逆の泣いたシーンは、現在のケイシーが唯一泣くシーンか、ミシェルウィリアムズとの会話シーン。
好きすぎて次の日に2回目を見てしまった。
当初の予定ではマット・デイモンが主演、監督、脚本担当する予定だったらしいが、ケイシーに主演を譲って大正解だと感じた。
マット・デイモンがこの主人公だと悲壮感があまり表現できなさそう。
マット・デイモンはディレクターとして、脚本を現監督に任せることが1番の仕事だったと語っていた。
私のベスト10映画になった。
コメントする