「静かなる映画」マンチェスター・バイ・ザ・シー 守銭奴さんの映画レビュー(感想・評価)
静かなる映画
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どうにも映画館に見に行って、途中退出したのがシャクでレンタルして見直してみた。
なにしろ、これ以来ただでさえ手間な劇場観賞が、余計面倒になってたしか映画館に行ってないかな。だいたいレンタル
吹き替えでみた。印象がかなり違って感じたのは、主人公がとにかく陰気くさくてどなりちらしてまるで共感出来なかったのが、声優さんの声質だろうか、だいぶマイルドな雰囲気になっている。
でも作品全体の印象はあまり変わらない。好きな人は好きなんだろうけど、こういう淡々とした展開が
自分も、まるで受け付けないわけじゃないんだが、ここまで何も最後までたいした変化もなく、主人公は終盤でまた酒場で乱闘するは、別れた奥さんとヨリを戻すでもないわ、故郷に帰るでもなく、死んだ兄貴の息子は結局引き取らないわ…そもそも見に行かなかったほうがよかったな…
風景が寒そうだが、なんかいいのと
自分の過失で家を全焼させてしまい、一家崩壊という辛い過去を持つ主人公の哀愁漂う雰囲気がいいという感じかなあ。
ジム・ジャームシュやヴィム・ベンダース、小津安二郎とか好きな人は好みそう
おれはこういうのはいいや。最後までみても自分も何があっても生きて行こう、という気分にもまるでならなかった。そういう終わり方じゃないんだもん
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