ラビング 愛という名前のふたりのレビュー・感想・評価
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余韻半端ない珠玉のラブストーリー
もはやこの映画を観られること自体が
歓びそのものになってるような。
上映中の身体の震えはそのせいか…
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2017.3.19 TOHOシネマズシャンテにて2回目
おいらの失くしたものが
この映画にはいっぱい詰まってる…
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2017.3.8 TOHOシネマズシャンテにて1回目
ある一組の夫婦の日常に
こんなにも心を揺さぶられるなんて。
目の当たりにするのは
単にふたりの愛情の深度の高さ。
つつましく純粋に願う想いは
国をも動かすきっかけを作るが
世間に食い潰されることもなく
ふたりは日常を守っていく。
欲を持たず武骨に過ごしていく
リチャードとミルドレッドの日常は
とても澄みきって実に美しく思えた。
最高裁のシーンに織り込まれる
家族の生活のカットは
我が事なのに他人事のような
達観した感じを覚え
いわば崇高な印象さえ感じた。
もう一度映画館でこの感動を味わいたい。
なんか心を洗濯したような清々しさ!
普通の事を闘いとる
愛、結婚、家族というのは普通のこと。普通に享受できる人間の権利であ...
愛、結婚、家族というのは普通のこと。普通に享受できる人間の権利であり営みですが、それが叶わない国や時代がある。
夫婦の静かな淡々とした普通の愛、日常と、保安官たちの取り締まりや弁護士たちの運動との対比が興味深いです。
鑑賞する前はもっと二人が主導的に大々的に自分たちの権利を訴えていく物語かと思っていたのですが、彼らが欲しかったのは普通の平穏な生活だけであり、それ以上でもそれ以下でもないのでしょう。しかしそれが如何に難しいことだったか。その意味で意義のある裁判だったのかなと思いました。
アメリカ南部のがらんとしたどこまでも畑の続く田舎町の風景と、その中にぽつぽつと存在している人々の営みの風景が非常に美しい映画でした。
地味ですが佳作
ただ愛すると言う強さ
静かに淡々と
グッと来ました。
たまたま、時間が空いたから観たのですが、素晴らしい映画でした。実話なんですね。
いつ間にか、涙が出てました。
寡黙なリチャードの一言一言がとても心に響く。
周りに何を言われても妻のことを考えていて、余計なことは言わず、流されない。
「俺が必ず守る」「絶対に守る」と言う台詞は本当に感動しました。
二人が深い絆で結ばれてるのは伝わってきたけど、小さい頃からの幼馴染と言う関係はわからなかったな。
そんなことどうでもいいくら、本当に素晴らしかった。正直、LaLalandより、良かった。
物語に起伏が無い
歴史を取ってみても理不尽な事柄が多いアメリカ大国の州ごとに違う法律や特に保守的な考え方の南部。
歴史上、黒人が歩んできた道程は過酷極まりなく数々の映画でテーマにされてきた。
異人種の間では結婚は許されない混血の子供で溢れかえるのは良しとしない硬い考えのバージニア州。
それでも愛の為に奔走するカップルが家庭を築き国の理不尽な体制に立ち向かう。
ラビング夫妻は危ないのを理解しながら隠れてでも地元での生活を望みバレないように住む生活を選択する。
それによって奥さんがつまり黒人側に対する州の体裁に家族にも迷惑を掛けとても家庭を築いて行くにはリスクが・・・・。
ラビングは寡黙で優しい父親だが無謀な行動を取り現状維持での生活に黙々と働き、今の現実を変える態度はあまり感じられないし、奥さんは地元に帰りたい気持ちがありながら基本的には現状維持で、切っ掛けが出来てから行動を取り始める。
理不尽な事柄に挑んで行く葛藤や感情も希薄に淡々と物語が進んで行くので観ている側の消化不良も否めない。
静かな愛が心にしみる
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