みうらじゅん&いとうせいこう 20th anniversary ザ・スライドショーがやってくる!「レジェンド仲良し」の秘密のレビュー・感想・評価
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「映画」にする意味
人気テレビドラマやアニメ、バラエティー案組のワンコーナーなどなど、劇場版が公開されるたび「これ映画にする意味ある?」と思ってしまう作品が邦画には少なくない。
みうらじゅんといとうせいこうが1996年から始めた人気イベント「ザ・スライドショー」20年分のアーカイブと二人のインタビューで構成された本作も、観る前は「映画にする意味ある?」と思ったし、正直アマプラの見放題じゃなかったら観てなかったと思う。
本編とも言える「スライドショー」の映像は少なく、細切れで時系列もバラバラなので物足りない気もするけれど、本作の主題は20年間続けた「ザ・スライドショー」を通して、みうらじゅん&いとうせいこうという二人のホモソーシャル(というかほぼ老夫婦的)な関係性が完成するまでの歴史を追った作品であり、そういう意味では映画にするに値する作品だと思った。
こういうステージも成り立つんだ
みうらじゅんが撮りためた写真を映し出し、これにいとうせいこうがツッコミを入れる、という舞台が22年前から続いているらしい。
とても面白いが、これも演劇形態の一つかな。
笑えました
映画館の会員価格で見れるくらいがちょうどいいのでは。少しオタカイ気がします。
スライドショーに参加したことのない自分にとっては、もう少しショー部分を増やして欲しかったです。
次回スライドショーは生でみたいと思います!
うーん スコセッシの沈黙と同じ1800円かぁ だが 見に来てる人は...
うーん スコセッシの沈黙と同じ1800円かぁ
だが 見に来てる人はこの二人のファンしかいないのだろう。温かい 平和な雰囲気 に包まれて鑑賞する そして、やはり 笑わされる。
いや 鑑賞という言葉は適切ではない。
自分はいつの間にか この二人のファンだったのだと認識した
この世の中でこの映画を見に集える人はすでに幸せな人かも知れない。
またしてもこの人達の魔性な『しでかし』に溺れてしまう
特別興業故に、映画館のサービスデーは適用せず、丸々1,800円。賞味95分程。ドキュメンタリーとしての社会性や糾弾はゼロ。唯々、日本人のニッチを探り、その隙間をパテで埋めていく、そんな作品を一体誰が観に行くのか・・・ 自分である・・・
それは、みうらじゅんという稀代のサーカス団長が、時にはプロデュース、時には役者として日本人の侘び寂び、今は枯れといった情緒を瞬間に察知し、それをお茶の間へと提供する人物なのである。
そんな狂言回しが、これ又、コメディ界、ラップ界、元々は敏腕編集者である同じく狂言回しのいとうせいこうと組んで繰広げるスライドショーのドキュメンタリーである。
この二人の、いい歳したオッサンの無駄な親友感、馬鹿馬鹿しいショーの内容、しかし己の欲望のままに収集続ける日本中のありとあらゆる変なモノ。それら全てがこの日本の閉塞感とは別次元で愉しんでいる人間達の生き様なのかもしれない。
表現するということは、別に決まったフォーマットではなくてもよい、そして、その表現者も又、得体の知れない者でも構わない。重要なことはこの無駄な作品が必要なのかもしれないという事実だけである。
でも・・・ やはり料金高くない? テレビでスポンサーつけて放映して欲しいプロットではあるが、それこそこの閉塞感漂うテレビ局じゃ、今の時代無理なんだろうなぁ・・・
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