打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?のレビュー・感想・評価
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今さらアニメリメイクする意味って…
岩井俊二が監督した実写作品(テレビドラマ/映画)のアニメーションリメイク作品である。
最近の映画の世界でははマンガ(ラノベ)原作→アニメ化→実写化の流れがほとんどなので珍しい例といえる。
ちょうど公開中筆者は大学受験浪人生だったため、元の実写作品は観ていない。
総監督は『魔法少女まどか☆マギカ』の新房昭之、脚本は『バクマン』や『SCOOP!』を監督した大根仁、主人公に菅田将暉、ヒロインに広瀬すずと豪華な布陣で臨んだ作品である。
どうでもいい話だが、大根の名前を見るたびに、『東京都北区赤羽』というドキュメンタリー破天荒?マンガの中で大根が名物マスター鈴木さんから「だいこん」さんと呼ばれ、大根本人が何度も「おおね」です!と否定しても「だいこん」さんと呼ばれ続ける下りを思い出してしまう。
本当にどうでもいい話で申し訳ない。
さて、元の実写作品を観ていないわけだが、実際に本作を観た上で感想を述べるなら、いまさら?である。
ある出来事を何度もやり直すいわゆるタイムリープものは古くはアニメに限っても『うる星やつら ビューティフル・ドリーマー』や、同じく実写が先でその後アニメ映画化された『時をかける少女』などがある。
ハリウッド作品などもたくさんあるし、なぜわざわざ今アニメとして再び世に問うたのだろうか?
映画には時代の空気にがっちりと合いはするが繰り返しを拒絶する作品があると思う。
つまりその時代に撮ったからこそいい作品というのがあるように思われる。
岩井俊二の作品は『花とアリス』『市川昆物語』『花とアリス殺人事件』『リップヴァンウィンクルの花嫁』の4作品しか観ていないが、少ない作品の中から判断しても繰り返しや続編に耐えるような作品を作るのが可能な監督には思えない。
『花とアリス』はキャストも含めてやはりあの0年代を表現する作品なのだ。
続編としてアニメ化された『花とアリス殺人事件』はひどかった。特に蒼井優が声優としてあのキャラクターから乖離してしまっていた。
蒼井自身は年齢とともに順調にキャリアを重ねているが、『花とアリス』の時の半ば本人そのものを投影したようなあの輝くような爛漫さは二度と現すことはできない。
『花とアリス』を観ている筆者は『花とアリス殺人事件』において蒼井の声を聞くたびに、むしろ『花とアリス』の広末涼子の役の方(くたびれた大人の女性)を思い出してしまった。
『リップヴァンウィンクルの花嫁』でも主演は黒木華、レズビアンのベテランAV女優役に歌手のCocco、そのマネージャー役に元AV女優の夏目ナナを配するなど、絶妙の配役であった。
実際、黒木に会った岩井が彼女をイメージして書いた作品らしく、よくわからないが同性愛ものというのも今(2016年)を反映しているのだろう。
リメイクの出来は別にしても国も場所も超えて何度も繰り返せるテーマを描く黒澤明や小津安二郎とは、岩井は全く違う種類の監督なのだと思う。
そして本作、そもそも元の実写作品は評価が高い。中には生涯のベストワン映画にあげる人もいる。
なぜわざわざ高いハードルを設定して結局は飛び越えられない自殺行為に及んだのか?
時代設定を現代的にしている「だいこん」さんの手腕はさすがなのだろうが、そもそもこの映画のターゲット層をどこに置いているのだろうか?
スマホで電話すらしない、コミュニケーションのすべてをメールやLINEで済ます10代から20代前半にかけてこの内容は届くのだろうか?
一方ある程度の年齢のいった我々中年は実写を観ている確率が高いだろう。わざわざ二番煎じを観るだろうか?
結局のところ、制作側の古き良き時代の懐古趣味ではないのだろうか。
制作側が考える90年代の良さを一番反映した作品が『打ち上げ花火、〜』でさすがに実写リメイクは無理だからアニメ化しただけではないのか?そう思えて仕方がない。
それに声優の広瀬すずがどうにもいただけない。
彼女がしゃべるたびに目の前のキャラクターではなく広瀬の顔が浮かんできてしまう。
同じ安直に選ぶなら『心が叫びたがっているんだ』でヒロインの声を演じた水瀬いのりでもいいし、他の声優でもいいではないか。
広瀬ほどひどくはないが菅田もハマリ役とは思えない。ヒロインの母親役を松たか子が演じていたのはエンドロールでやっと気付くほど違和感がなかったが、結果的に宮野真守をはじめとする本家の声優たちのうまさを再認識しただけである。
『君の名は。』の神木隆之介、上白石萌音のコンビに比べると菅田・広瀬コンビは数段落ちる。
因みにテーマ曲はDAOKOが唄っているが、同じDAOKOのものなら『神撃のバハムート Virgin Soul』のエンディング曲「Cinderella step」を気に入っている。
筆者としてはむしろ元の実写作品が観たくなってしまった。
もしかすると元の作品を観ずに本作を観た人の中に同じような人がいるかもしれない。だとしたら古い良作を見直すいいきっかけになり、制作側の懐古趣味が違った形で達成されることになると思う。
ちなみに筆者は中学高校を男子校で過ごしたせいでこの手の甘酸っぱい思い出は一切ない。
共学だからって同じ体験ができると思うな!その通りである!申し訳ない!
感性と感受性を問う作品
新房、仕事しろ
懐かしい〜♪
素直に面白かった。
初レビューです。
この作品を見る前、タイトルを見て20数年前のif〜もしも〜という短編ドラマの内容と被って、もしやと思いながら鑑賞して来ました。事前に詳しく調べてなかったので視聴後にこの作品とドラマが同じ原作から来てると確信。即、ググってみたらかなり有名な作品だったことに驚きました。
多くの方が酷評されてますが、以下は私の見解となります。まず原作のドラマ自体が古い事もありアイデアとしては使い古された感がある内容に否定的な意見がある事と、シャフト独特の映像表現の二点がネックだと思います。
原作を見たのが自分が思春期ど真ん中のテレビしかない世代だったので、思い出補正として強く残ってる事。また物語シリーズ等の表現が好きな人にはすんなり受け入れられるのでオススメです。
無駄なシーンや意味不明なシーンにこそぜひ目を向けて貰いたいなと思います。
見て良し 寝て良し
騙されないで
神作画。さすがシャフト
少しループものが入っている作品とは知らずに予備知識なしで見ましたが、難解な描写や理屈があるわけではなくわかりやすかったです。
原作が一昔前のドラマとは知りませんでした。
少し調べてみると、原作と違うところがあるみたいですね。
親の再婚を期に近々転校してしまう同級生のなずなのことが好きな主人公の典道が、時間を巻き戻すことのできる不思議な玉の力を借りて、なずなに思いを打ち明けるまでを描いた作品です。
主人公が行動を誤ってしまい望まない結果を生んでしまったときに
作品のキーワードにもなっている「もし、あのとき....」と思うと時間が巻き戻ります。
正直、原作ドラマが放送されていた1990年代であればループものになじみがなかったため、真新しく面白かったのかもしれません。
ですがループものなんて腐るほど放送されている現代において(特にアニメ)、ループものとして完成度が高いのかというと、それほどでもなく微妙です。
では、親の再婚したときの子供の難しい心情やそれに伴う難しい恋愛を深堀していて考えさせられるストーリーかというと、みずはの心境はそこまで多角的に深堀されておらず、こちらも微妙です。
しかし、作画は終始美しく、シャフトが制作するから見に行ったという私からすれば、ある程度満足できる内容でした。
特に、タイトルにもなっている「花火」の作画は、力が入っていて色とりどりの火花が夜空に散っている様が幻想的で良かったです。
打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?
ご存知岩井俊二監督作品のアニメ化になります。
この実写=アニメの関係は本当に良い感じがしなく、この作品も原作は一度頭から無くしたレビューとなります。
まずとても美しい。いつものシャフトとは思えない背景です。
キービジュを見てたときも、渡辺明夫のキャラが無ければパッと見シャフトの制作だとは思えなかったでしょう。
その作画の美しさに見とれながら始まった物語ですが、いざ始まってみると実にシャフトでした。
間あいだに挟み込むカットイン、風力発電の羽根、そしてここでもやるシャフ度。振り返るといつも通りでほっとします。
メインキャスティングには最初戸惑いますが、最後の方では割と慣れてきます。
水泳のシーンなどは直近で同じアニメ作品の「Free」があるのに良くやったなぁと、その心意気すら感じます。
全体に同じ時期の夏の空気が良く再現されていて、とても気持ち良く観れました。
最後の皆の「if」で溢れる場面では、何だかんだと私は涙していましたよ。
夏の花火みたいなパッと現れパッと消える、そんな刹那的な部分はとても良く表現できていたと思います。
あと音楽と、歌が素晴らしかった。
これはこれで、原作とは別物として鑑賞してみてください。
折角メディアが違うのだから、色々変えてしまって良いんだと思うんですよね。
とてもワクワクさせてくれる作品でした。
劇場アニメがこんなものを宣伝するべきではない。
楽しめました
ガッカリ…
好きだわ!!
アニメ好きとしては一回は見て欲しい、理由は本文にて
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