打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?のレビュー・感想・評価
全481件中、41~60件目を表示
シャフトのくどさが裏目に出た作品
原作は知らないがストーリー展開が遅いのにシャフトのくどさでムカムカした作品。
ただ、私は嫌いではない。
起承転結の転で終わった作品だと思ってる。
リアカーなきK村、どうせ借るとするもくれない馬力。
原作にあたる岩井俊二監督の同名作品(1993)では三浦先生が花火の炎色反応について授業していたのですが、今作ではあっさりカット。元は45分の実写映画なので、どう話を膨らませて調理するのかと興味津々でありました。違いを細かにチェックしようとするも、映画から受ける印象さえ違っていたことに驚きました。
岩井版では淡い初恋を経験する主人公ノリミチの時間を戻せないもどかしさを妄想(?)のような描写でノスタルジーを表現していましたが、今作では“もしも”の世界を実際に時間を巻き戻してやり直すという、ある意味タイムスリップ的なファンタジー世界を描いていました。町の名前、神社の名前など全てを“茂下(もしも)”で統一しているくらいです。さらに、時間が戻る瞬間映像では電球のフィラメントが“if”と描かれているくらいこだわっています。
それでもアニメ化の価値が下がってしまうことはありません。幻想的な花火の映像が岩井版ではラストシーンのみだったのに対して、丸いのか、平べったいのかをわかりやすく伝えてくれるからです。2度目のタイムスリップをしてナズナと灯台で観た花火。それが上手く平べったいことを伝えてくれたのです。こんなの現実じゃない!とノリミチはつぶやく。すでにタイムスリップできることに気付いているのですが、現実じゃないことに満足できない様子。さらに現実ではありえないファンタジックな花火まで・・・
岩井俊二ファンならば怒りだしてしまいそうな改変もあったにもかかわらず、80年代の松田聖子の「瑠璃色の地球」をなずな(広瀬すず)が歌いだすシーンだとか、同級生の少年たちが「三浦先生!」とか叫ぶシーンにはちょっとニンマリ。岩井版でも登場するシーンなのですが、「観月ありさー!」はないだろうと思ってたのに・・・あった。セーラームーンはなかったが。スラムダンクがワンピースに変わってたことは何となく予想がついた。
【2017年8月映画館にて】
映像は綺麗。
今時のきれいな映像で、音楽も雰囲気を作ってて、夏休みの空気感は きれいで気持ちいい。
それだけかな。
話は、浅い。つまらない。「もしも~」で時を戻す魔法が使えちゃうなんて安易すぎ。
ありふれてて何の工夫も無い。ドラマが何も無い。
登場人物に感情移入できる魅力も無いし、
ヒロインの母親はひどすぎ(描かれ方が)。感情も無く ただ娘を束縛するだけの人物に描かれている。主要人物であってさえも、人間ドラマを描く気がさらさら無いスタッフなんだな。
そりゃ感動なんか生まれるはずが無い。
古い実写映画のリメイクだとは知っていますが、そちらは未見。なので違いはわかりませんが、
誰かが「原作映画は良いのに、今作は若手がめちゃめちゃにした」ようなことを言ってました
そうなのかもしれません。
でも男の子が見るならもう少し面白く感じるのかな。
夏休み、友達と どうでもいい話で盛り上がって
ちょっとエッチなことにも興味あるけど 告白する勇気すら無い思春期で
クラスでちょっと気になる美少女と ひょんなことで近づいて、
ていう そんな懐かしい気分や 気になる美少女への淡い憧れとか
思い出して、いいなーって、それなりに印象に残る作品なのかもしれない。
確かに 映像と音楽の雰囲気だけは綺麗で印象的。
(とはいっても、
きれいにまとめたってだけで、その絵は
京アニの『聲の形』のような アニメーション表現の芸術センスや
ジブリ(宮﨑・高畑作品)のような すみずみまで深読みできる魂のこもった絵
とは 天と地ほどの違い。
今時の人気の絵柄を研究してキャラ作って、あとは背景はCGできれいにまとめて
ほらきれいでしょ、って、ぱっと見で売れるイメージにまとめただけで、
うすっぺらな浅い感じにあふれてる。
そして話はとてもつまらない。
(これと比べたら、あの 『吾朗」監督のゲド戦記のほうがずっとまともな作品に思えた)
★は 2は届かないな 1.5くらいかな。 と思ってたんだけど、評価変更、
よく考えたら、これ金曜ロードショーで放映された今日、
夏休みで、今年はコロナのせいでどこにも出かけられない人がほとんどな生活で、
そんな状況で「金曜ロードショーで 夏休みにぴったりの、花火のアニメを放送する」ってなったら、きっと多くの小中学生が見ただろう。低学年から。
で、実際に見てみたら…
性的描写多数、「お母さん、ビッチってなーに?」、駆け落ちしてキス?
母親は子どもへの愛情のかけらも見せず暴力ふるい心理的虐待たっぷり、
いやあ…お茶の間は嫌な空気で凍りついたことでしょう。
★は1未満。 0.5に。実に残念な作品でした。
もう少しストーリーを捻って欲しかった。
絵が綺麗かと言えば、微妙。見せ方もあまり良くないように思える。最初の方はここからどうなるのかという期待があった。けれど、終わり方や進め方、最初の1時間で面白い気になる部分が少なく飽きてしまいそうだったが、きっと伏線だろう。残り1時間でどんな面白いことを見せてくれるんだろう。そう思っていた。しかし、展開が物凄くつまらない。このストーリーをカバーする絵力が長けているのかと言えばそうでない。ただ、時間が戻る時の絵はとても綺麗だった。キラキラと光る花火も。しかし、全体で見ればそこだけに画力をふっているように思えた。このストーリーを何でカバーしてるのか、それは声優さんや歌だと思った。
なんで?どうして?もっと他に何かあったんじゃないの?なんだか、ガッカリしてしまった。この作品があるから様々な付属品が着く。しかし、その付属品だけが良くて、軸はダサい。
ひたすら酷い
(上映当時に1度映画館で全編鑑賞し、
金曜ロードショーでの放送を全部見た、計2回の鑑賞後の感想です)
結論としては、
他の方々が言っているように、これ入れときゃ盛り上がるんじゃね?って言うのをひたすらに詰めて面白くしようとしたところ大きくシラケた作品です。
下ネタとエロ、終始画面をやや明るめにすることによって、“それっぽさ”を演出し、めんどくさい所はCGで誤魔化す
声に関してはまさにこの人達を使えば話題性があるんじゃね?って言うレベルのチョイス、
あらためて考えて欲しいのだが、この映画のキャラクター達は「中学生」だ。
菅田将暉と宮野真守、
人気俳優と人気声優の2人で、演技は申し分ないが、2人ともゴリゴリの大人声だ。
こんな野太い声の中学生がいるか?
ジブリ作品と細田守監督の作品を見てきた自分としては、終始気持ち悪くて仕方がなかった。
映画全編に渡って、“それっぽさ”となんとも言えない気持ち悪いエモさがあったせいもあってか、
「うん!いい作品でした!すごく感動しました!」
「難しい…頭がもう少し良かったら理解できたかも…
(理解出来てないのに☆3+を付ける」
というあたかも催眠されたかのようなレビューがある事に対しては笑う他ない。
これを見て“良い作品だった”て言うのは、思春期真っ只中の中学生か周りの流れに便乗することしかできないやつぐらいじゃないか…?と思うほどの作品でした。
個人的には映画館で上演後に中学生のグループがなずなエロいなヤりたいなって言ってるのがめちゃくちゃ気持ち悪かった。
金ローも良くこんな“なずな見たらうんこしたくなってきた”というパワーワード、“水商売”とか“ビッチ”とかを言う作品を流せるなぁって感じです。お陰様でお茶の間が凍りつきました。
何度見ても酷い作品です
ハズレ
原作が何故名作と呼ばれるのかを全く分かっていない人が
名作をいじって掻き回してぐちゃぐちゃにした作品。
ストーリーに迷った監督が全部押し込んだだけ。
アニメでなければ演出できない要素をふんだんに盛り込んで
これでどうだと言わんばかりだ。
有名人に高いお金を払っても、本職の声優にはかなわない。
1年前に「君の名は。」という作品が世の中に出たおかげで、アニメにさほど興味がなかった人たちも含めて目が肥えてしまった今、大同小異のストーリー、どこかで見たような絵、しかし哀しいかなクオリティーが数段階落ちるアニメと来た日にゃ、ほかにいったい何を褒めれば良いのでしょうか。
広瀬すずみたいな有名人を主役の声に設定するという手はアリだと思いますよ。
ただ、その場合、周りをベテランの声優に囲ませて、広瀬さんにも勉強になる映画にしなくちゃ。
有名人たちのネームバリューに期待したのかも知れませんが、本作は、「素人のど自慢」の水準です。
モテキの大根さんとか、岩井俊二さんとか、船頭が多すぎて、銀河鉄道ならぬ銚子電鉄が海を走ってしまうお話でしたとさ、と総括しておきましょう。
いやはや、期待がペチャンコですよ。
子供心を回帰させる作品
「もし」あの時ああだったら。
みなさんも何度も思ったであろうタイムスリープのお話。
子供の頃恥ずかしくて言い出せなかったり親や周りを気にしすぎて行動できなかった。そんな思い出を回帰させてくれます。
人間1人1人に願望があり後悔もあります。
ヒロインには辛い現実から今だけでも逃げたいという気持ちがあり主人公は何度も繰り返しながらそれに応えてあげる。
こんなロマンチックな世界があったらなとつくづく思います(笑)
映像も素晴らしい。歌も素晴らしい。背景が分からない方は調べてみると面白いかもしれません。
君の名は。が良かったので
アニメいいじゃん!と思って他のアニメも見てみようと選んだ作品
映像綺麗、音楽もいい
ストーリーがヤマ無しオチ無し意味は…なくは無いかという程度
オチがしっかり有ればもっと評価されたんじゃないか
夏のかほりがする。
・なずなのたまに出るわるーい顔
・急なギャグに照れちゃう
・原作を見返すと子役たちの演技の素晴らしさに気づく
(ギャグ描写がスーパーナチュラル)
・なずなに魔性を感じる。自分を守るように誘導するような。
・その、なにを考えてるかわからないミステリー加減に男子はそそられるのです(誰)
・原作は、その底知れないミステリーさにそそられる加減の描写が非常に巧み。
・しかし、アニメではオリジナルのシーンで松田聖子を妄想ファンタジーの世界で歌う場面がある
・そこで、なずなという人物像が明確になりすぎて、嘘みたいにミステリーな妖艶さがサーーーッと晴れてしまって、萎えちゃった
・そのあたりが、なずなというキャラクターの魅力をちょっと減点させちゃっているのがもったいないな...と思った
(瑠璃色の地球って選曲は、時代背景ともマッチしてるしゲキ渋でナイスなのですが)
・そういうなずなの妄想ドリームの世界に翻弄され、ついには道ずれに引きずり込まれた主人公男子なのではないかと思いました
・原作と比べられちゃう呪いのような宿命があるなか、風景描写は原作以上に、夏の匂いが薫ってくるような香ばしさがあって、そこは素晴らしかった
乙女心は真実をはぐらかす。ノスタルジック的映画。
夏休み、母親の再婚で転校を余儀なくされたなずなが花火大会に同級生を誘う。
しかし、なずなは花火大会の他にもう一つ事情を抱え母親に連れ戻されてしまう。
もう1人の主人公:典道が「もしも、花火大会の1日がこうであるならば」と違う未来を考えた時、不思議な球によりその想像した世界を体験する話。
TVドラマ奥菜恵主演版は観た事ありますが、あまり良く覚えていない😅w
たしか、恋話よりかは行動重視のifじゃない様な。
キャストも中学生以下の設定だった様な。
作画はシャフトですか。「化物語」を観た事ありましたんでピンと来ました。
映像としては綺麗なのですが、動作があまりない背景や建物、自然が固定されている様な作画であり、より細かくリアル感があった「君の名は。」に比べると少し物足りなさはある。
あと、夏休み(8月1日)って普通に学校出るの?全員?
なずなの様なこの年頃の少女は同い年の男子よりは考えが大人であり、ミステリアスな憧れや大人への興味がある所など上手く表現されている。
逆に典道の様な男子は気持ちがまだ幼い。好きな女の子の事を友達にはぐらかす様な思春期。同級生の異性を自分より大人に感じ取る。
16歳を言う微妙な思春期を感じ取る映画だと思った。
映画対象はどこだろう。
同じ16歳?
なずなの後半「次会えるのいつかな?」と言う台詞。
男子友達が次々と好きな人の名前を言い出すシーン。
同じ思春期の人々よりかは、少し大人になりはぐらかす事を辞めた人々。
ノスタルジック的に思春期を思い出させる。
そんな映画だと思う。
TVドラマ放映同時は物語に分岐ルートがあるドラマなんて無かったものだから新鮮味があり、そこにノスタルジック的要素が加わり岩井監督は注目された。
(まぁ、少女の表現も上手いのが岩井流だが)
しかし、分岐ルートがあるアドベンチャーゲームやアニメが多々ある現代、新鮮味と言う点では難しいかも知れない。
また、作画とノスタルジックが噛み合っているかいないかも微妙ではある。
あくまでも典道がなずなの幸せを考えて模索していくif話であり、本ルートではなずなの本心は語られていない。
しかし、ifでは語られているかの様な映像表現。(私的にはマイナスポイント。これは要らないと思った。)
ifで本心にたどり着いたのか?
ifが真実になっちゃったの?
だけどラストを観るとなぁ、、、。
どっちつかずのはぐらかし表現もこの映画の楽しみ方なのかな?🤔
ここがちょい疑問だ。
気持ち悪くて最初の15分でやめた
下品なセリフ、先生へのセクハラ見てて誰が楽しいの??
女性の胸の大きさを茶化して喜ぶ映画が2017年の作品だと思うと残念です
主題歌が好きだったので見始めましたが、とても残念で胸糞悪くなりました
全部見てから評価しろ、と思うかもしれませんが、これから見る人で、気分悪くなる方がいないように、コメント残しています
私は無理でした
他の方のレビューを読んでて書きたくなったので書いてみる。 CMで気...
他の方のレビューを読んでて書きたくなったので書いてみる。
CMで気になってはいたものの映画館など一人でとても行けない私もアマゾンプライムビデオで見たのだが、結構見るのすら苦痛だった。
シャフトは物語シリーズもまどかマギカも素晴らしい。……だけにこの映画の出来は残念としかいいようがない。恐らくシャフトは特異なものを描くのは得意(シャレみたい)だがこういう青春物を描くのは向いていないのではないか。例えばなずなと戦場ヶ原ひたぎは若干雰囲気が似ているが、ひたぎが妖艶なイメージが合うのに対しなずなは全く似合わない。にもかかわらず画風は一緒。合わないのだ。付け加えて広瀬すずの演技が酷い。母親に連れ戻される所など見ていられない酷さ。有名俳優を使えば売れると踏んだのだろうが、結果として駄作を作ってしまった感は否めない。レビューの一つに「君の名は」と比較するからだという意見があったが、それは半分合っていて半分間違っている気がする。何故ならこれが先だったとしてもこれは受けなかっただろうから。全くこの世界観に引き込まれない。例えば「君の名は」であればこうあって欲しいという言わばお約束的なものが多々あった。みつはの胸を揉むとか段々お互いを意識するとか吐き出したお酒を飲んだと聞いた時の反応とかパンチラとか(女性から怒られそう)。そういった自分でも同じ事をやるだろう、またはこういう反応してほしいとか、こうあって欲しいといった共感出来る所が一切ない。つまる所この映画はずっと第三者的視点で他人の人生を見させられているに過ぎない感覚なのだ。しかも全く羨ましくない人生。泣ける所も一切ない。そりゃ受けないよこれは。
もしもこうしていたら!ひと夏の青春を美しく描いたアニメ映画
~ポケモントレーナーみゆきは、85点の経験値をもらった!~
2017年に公開されたアニメ映画。
1993年に放送されたテレビドラマが原作の映画だそうです。
親友同士が同じ人に恋をするストーリー。
主人公は思いもよらない現実への後悔の想いと、不思議な玉の力で時空を超えた世界へととんでいきます。
「もしも」を変えていった先に何が待っているのでしょうか。
映画のタイトルにもなっている打ち上げ花火は、現実世界と変化させた世界の違いを上手く描く象徴になっていると感じました。
下から見える花火と、横から見る花火の見え方にも注目です。
ポケモントレーナーみゆきも、「もしもあの時こうしていたら」ということは今までいくらでもありました。
ただ、自分が選んだ道を受け入れて、次への経験にしていくのは大切なことのように思います。
変えてしまったことへの反動は自分で受け入れる必要のある現実が待っているのかもしれません。
キレイな映像と共に甘酸っぱい青春を思い返す映画です。
ぜひ観てみてください。
★大好きなポケモンに例えると★
カプ・テテフ
サイコフィールドで不思議な世界へ!時空を超えた世界で見えるものとは!
全481件中、41~60件目を表示