打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?のレビュー・感想・評価
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傑作ではないけど秀作
☆0でいい。
眠し…。
無機的
なんだか随分と酷評されてるようなので、逆に気になって見に行った
結論として、これはシャフトがやるべきじゃなかったと思った
シャフトの演出の特徴は、よく言われる「生活感のない謎空間」に代表されるように無機的な部分にある
それ故、世界観がえげつない、登場人物が人というより怪物じみてる作品であれば極めて上手く作る
そう言った作品であれば、特有の無機的な演出によって、容赦のない過酷さが際立つからだ
ところがこの作品、主人公とヒロインを中学生に変えてしまったため、
原作と比べて思春期少年少女の青春恋愛物語というテイストが強くなってしまっている
これがシャフトの無機的な演出と極めて食い合わせが悪い
良かった点としてよく挙げられるのは「ヒロインが可愛い」というものだが、これが間違いを如実に示している
ヒロインを思春期少女、主人公を思春期男子としたいのであれば、求められる演出は無機的ではなく有機的なものだ
ところが無機的であるが故に、彼らの息遣いが聞こえない、体温が感じられない、何を考え、何を想って、何を感じているのかがイマイチ伝わってこない
だから「可愛い」以上の魅力を覚えないのだ
また、背景美術は美しい(人物作画は危うい)が、やはりどこか無機的だ
むせ返るような草木の青臭さが感じられない、画面の中は夏なのに、その暑さが届いて来ず、むしろ寒々しい
シャフトにやらせるのであれば、ヒロインは「可愛い」ではなく「美しい」(手前に「人形のように」が付けばなお良い)であるべきだった
そして青春劇テイストは控え、SF的要素にもっと重きを置くべきだっただろう
この辺り、やはりプロデュース側が、去年の「君の名は」での成功に引き摺られた感が否めない
かの作品はSF要素、ディザスタームービー要素を含みつつも、青春恋愛劇に重点を置き、主人公とヒロインの心の動きを有機的かつ丁寧に表現していた
その夢よ再びとばかりに、無機的な演出を得意とするシャフトに、無理に有機的な演出が必要な作品を作らせてしまった、と言ったところか
シャフトが批判されているのを見ると、些か気の毒にさえ思える
まぁまぁ
すずちゃんの歌が感動する
岩井俊二の方を観た人と語りたい!
この作品だけ観た人は面白いとか心に残るとかそんな感想は残りにくい作品かもしれないから。例えばベタベタのラブコメ映画をアニメ化したならすんなりと受け入れられるんだよね…。岩井俊二だよ?独特の世界観だよ?リアルでどろどろした部分もありつつファンタジーも混ざっててノスタルジーが半端ない素晴らしい数々の作品を生み出しまくってるあの監督の実写映画作品を…。やっぱ難しいんだね、そりゃそうだよ。ムズイよ。(でもジブリが作るか岩井俊二本人が作れば何か良い感じにはなりそうだけど…。)
しかしね、こないだ文庫本の「少年たちは花火を横から見たかった」(今回の映画化にあたって岩井俊二が昔考えていたストーリーや大元の話を組み合わせ書いた小説)を読んでて、岩井俊二のあとがきに書いてあった、大根仁を今回のアニメ化の脚本に選んだ理由のエピソードは知って鳥肌たった。超素敵なやりとりがモテキドラマ放映当時にツイッターでされていたとは知らなかった、岩井俊二ファンの人、そのあとがきのエピソードを本買って是非読んでほしい!
今回のアニメ作品で1番感動したのは、単純かもしれないけど広瀬すず演じるなずなが歌っていた「瑠璃色の地球」。サントラには入ってるみたいだけどあの歌だけ切り取ってシングルで出して欲しい。原曲が名曲だからというのもあるけど、すずちゃんの歌が想定外に良過ぎた。本当に感動した。
むーん
地球上に存在する映画の中で一番ヒドイ
この映画に5つ星を付ける審美眼の全くない人間は、必ずこう言います。「君の名は」のような映画を期待していくから評価が厳しい。と。
ハッキリ言って多くの観客は、岩井俊二監督の名作をわざわざアニメ化するくらいだからさぞかし素晴らしい作品なんだろうな、という意味で期待値が上がっているのです。「君の名は」が面白かろうがつまらなかろうが本作が糞であることに変わりはありません。元の作品は、小学生だからいいようなものの、アニメのような年齢で「花火を横からみたら平」なんて言っていたら大丈夫かこいつら?って思います。
エース級の声優達のなかに素人を2人ブッこむという企画意図も不明。スタート段階で作品力の弱さに気づいてのキャスティングとしか思えない。褒めるところがないので曲がサイコーとかトンチンカンな事を言っている方が多いが曲も実写版のがいいからね。星5つ付けてる人が羨ましい。これが5つなら世の中の映画、ぜんぶ面白くなるからね。
自分としては、映画100年の歴史のなかで一番ヒドイ、ゴミ映画だと思います。ただここまで嫌われる程の破壊力を持った映画ということは認めます。
意味がわかると泣ける
いやあ、参った
自分には合わず、、、
なんか楽しかっただ😊
シャフト色が・・・
元ネタである岩井俊二監督のTV放送版や実写版を見ていないので、シャフトがどれだけオリジナルカットを入れたのか分かりませんが、見終わった後、う〜ん、これは・・・と悩む内容でした。
多分シャフト色が強く出過ぎたのではないかと思うのですが、予めこうなるだろうと身構えていたので、それ程悪い印象にはなりませんでした。
本作品は酷評が多いようですが、主人公の典道くんの夏のワンシーンを描いただけと思えばいいのではないでしょうか。
例のガラス玉の正体を明かさないことを気にしている方も多いようですが、あれはただの小道具と思えばいいと思います。正体はどうでもいいのです。
しかしシャフトは、毎回悩む作品を作りますね。
個人的には好きなのですが、アニメを見ない一般人にも勧めたいので、たまには万人受けする作品を作って欲しいな(^_^;)。
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