「中身のある批判してよ」打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? ほっぴーさんの映画レビュー(感想・評価)
中身のある批判してよ
まず、この映画を見て思ってたのと違ったとか言って批判してる人。
そんな映画日本じゃ山ほどあるでしょ?特に洋画。それは配給側の問題だし、作品の良し悪しには関係ありません。
絵面の好き嫌いもそれは好みです。
内容がないとか意味がわからないって言って酷評してる人。
自分が理解できなかったり、理解しようとしてないののにいっちょまえに批判しないでください。
ループして同じシーンを見せられて退屈だと言う人がいますが、あの同じように見えるシーンが大事なんであってそこから何も感じとれなければちゃんと映画を観てるとは思えません。
この映画、セリフで語られることが少なく(特にナズナ)目の表情や描写で語られることのほうが多いのでとても映画らしい作りだと思います。
わかりづらいとかいって文句言わないでください。
ちゃんと見てればわかります。
そもそも映画とはそういうもんです。
そして何よりその描写で見せるところがこの映画の魅力です。
物事の批判をする事は悪いことではありません。
しかし中味のある批判でなければただの無知を晒すだけです。
こっちが恥ずかしいのでやめてください。
ここまで正当な批判をされていないのは異常だと思います。
多くの批判の中味は見る側の問題だと思います。
仰りたいこと、良くわかります。
人々には映画の見方の練習をして欲しい。いろいろな種類の見方を持っていれば、「あ、この映画はこういう見方をするんだな」ということが即座に分かり、その映画の良さを汲み取ることが出来る。
だから、映画を見て「分からない」とか「共感できない」とか、そういう不満を抱いたら、それは自分の方が未熟だからなのかも知れない、という謙虚な気持ちを持って欲しい。
別に全ての映画を絶賛しろとか、駄目な映画は存在しないとか、そういう暴論を唱えている訳ではありません。ただ、プロがお金を掛けて(失敗したら損をすることを覚悟で)作っているのですから、何かしら良い所があるはずです。それを汲み取れるようになった方が、制作側も視聴者側も幸せです。
僕は批判することは悪いことだとはいってません。
僕はこの映画が好きですが腑に落ちない点がないわけではありません。
作画が気になる箇所もあります。
製作者が意図して作ったものを見てする批判には価値があると思います。
議論の余地があるからです。
しかしこの映画でされている批判の多くは議論の余地すらないものが多すぎると思うから言っているのです。
理解できなかった、共感できなかったのであれば「自分には合わなかった」でいいじゃないですか?
自分に合わなかったものは否定するというのはこの件に関わらず危険な事だと思います。
もっと想像力を働かしてほしいです。
コメ主さんは中身がない批判を
「批判力の欠如」・「批判的思考に乏しい」と言っているのではないでしょうか?
コメ主さんの主張(表現方法)には共感できます。
表現もまとまっていてしっかりなされてると思いますが。
「同類」とは具体的にはどういった事を指すのでしょうか?
コメントありがとうございます。
僕は今回のアニメ版を機に初めて原作をみたのですが前半部の再現度には驚きました。
原作をなぞるだけではなく、アニメならではの表現で魅力的にキャラクターを描いていたと思います。
原作にはなかったノリミチを誘ったあと楽しそうに自転車で帰るナズナのシーンはとても微笑ましく思えます。
ユウスケを誘ったあとのナズナはただ自転車を漕いでいるだけ。
このシーンだけでナズナの気持ちがはっきりわかります。
コメントいただいたようにセリフはいらないのです。
今回のアニメ版を作った意味はナズナを電車に乗せることにあると思います。
原作ファンの方にはこれが蛇足だと思う方もいらっしゃると思いますが、これは製作者によるナズナへの優しさだと思います。
結末的には駆け落ちなんかできるわけもなくナズナは引っ越してゆくのですがナズナはもしもの世界をみることでノリミチと次に会えることを「楽しみだね」といって去っていきます。
これは原作のラストから一歩先にナズナを連れていってあげれたんだと思います。
心ない人がこの映画を君の名はの成功にのっかった金儲け映画だと揶揄する人がいますが、実際は原作に敬意となによりも愛情をもって作られた作品だと思います。
映画館だけで年間30本(洋画中心)を観てる者ですが、あなたみたいな映画の本質を語る人がもっと増えてくれたらいいなと思っております。
そもそもこの映画の良さを理解出来ない人は、その方自身にも問題があるのですが、日本の映画業界がダメにしてるんだと思います。
今の日本の映画は、自分の置かれてる状況・心情・気持ちを全てセリフを通して言ってしまいます。
そうじゃないと、内容がわからなくてお客が来ないからだと思います。プロデューサー至上主義ですね。
これではテレビ番組の延長ですね、日本の映画は。
テレビ番組では各家庭には子どもや親やおじいさんまであらゆる世代が一緒に暮らしてテレビを観るから、わかり易い番組(どの世代にも)が求められるのは理解ができるのですが、映画はテレビと全然違っても良いと思います。
もっと日本は監督の作家性が表れても良いと思います。
そういう意味では、このアニメ版は岩井監督らしい映画で、非常に実写版と比べて実験的で、逆に新鮮味がありましたね。
僕は個人的には、「君の名は。」より良かったですね。
ただ「この世界の片隅に」には敵わないですが。
でもほとんどの方は、「君の名は。」の方が100倍良いと言うでしょうね。
まあその映画も悪くないですが。
でもそれが現実です。
ハッキリ言って今の人達は空気は読めるけど
「行間」が読めないのだと思います。
本を読んでないのがバレバレ。
会話すればわかります。
話はそれましたが以上です。