「久々に会った良作」打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? 天界桃留さんの映画レビュー(感想・評価)
久々に会った良作
分かりずらいという評価が多いがそんなことは無い、ただその後二人がどうなったかという事が明かされなかったから、そう感じるのではないのかと思う。
物語に慣れてる人なら少し考えるだけで次々に劇中の謎が解けて行くはず、二人の結末がわかった時には、ゾクッとくるような感覚に襲われて、最高の読了?感となることは確実。
この映画を見る時は君の名はとは比較するべきではない。内容がどうとかではなく、見終わった時に、少し考える必要があるからだ。君の名はでは二人のその後が明記されたのでぼーっと見ても良かったがこの作品は違う。作品に集中してあれこれ思考を巡らしながら鑑賞すればこの作品の素晴らしさに気づくはずだ。
ストーリーに関しては文句無しの100点。作画も高クオリティで、音監の鶴岡さんもいい仕事をしてくれた。声は殆ど俳優が務めているが棒読みどころか違和感すら与えていない。
本当にいい作品に出会えました。
とりあえずこの一瞬一瞬を大切に生きていこうと思います。
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まおさんのコメント
2017年9月1日
本当に、共感します。さすが新房昭之監督です。たったの90分であそこまで人の心を引き込ませれるのか。。。最後に叶わない想いのかけらが降ってきて、みんなそれぞれの想いに気づいてしまって。。。なずなはこの恋は叶わない事を理解していて、でも、2人でしたい事はたくさんあって、でも、叶わない事を理解していて。好きなのに。次はいつ会える?って、もう会えない事分かってるのに。。。とりあえず、最後は切なさで、涙が止まりませんでした。で、あの曲でしょ。映画館が明るくなるまで作品でしたね。