劇場公開日 2017年1月14日

「怪奇現象に秘められた真実。恐ろしくも哀しいホラー映画。」パッセージ 牙剥く森 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5怪奇現象に秘められた真実。恐ろしくも哀しいホラー映画。

2017年1月22日
PCから投稿

悲しい

怖い

興奮

【賛否両論チェック】
賛:恐怖の中に隠された哀しき真実に、切なさが残るのが印象的。ホラー映画としても面白い。
否:急に驚かせるシーンが多いので、苦手な人には不向き。

 軽い気持ちで行ってしまった心霊スポットで、実際に怪奇現象を目撃した若者達が、その後身の毛もよだつ恐怖に苛まれていく・・・という、展開としてはよくある感じですが、注目すべきはその怪奇現象の根源。やがて明らかになっていく亡霊の真実は、恐怖の中にも哀しさを感じさせるものです。
 そして後半は、そんな真実を知った主人公が、その呪縛からどう抜け出すのか、その辺りも見どころです。
 グロシーンもありますが、ホラー映画好きにはオススメです。

映画コーディネーター・門倉カド