「☆☆☆★★★ 映画に登場するのは善人ばかりで、悪人は一切登場しない...」8年越しの花嫁 奇跡の実話 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
☆☆☆★★★ 映画に登場するのは善人ばかりで、悪人は一切登場しない...
☆☆☆★★★
映画に登場するのは善人ばかりで、悪人は一切登場しない。そこに不満が有るならば観ないのが吉と言える。
事実の映画化では有るが、多少は劇映画としての肉付けは有るのではないか?とのいちゃもんを付けたくはなるが。佐藤&土屋の清々しいコンビを観ていると、段々どうでもよくなってくる…とゆう仕組み。
その要因としては主に、佐藤の台詞廻しをゆっくりと話させていて、1秒程度の余韻を残す様な演出で有り。おそらく事実だろうビデオメッセージ(本物の映像は映らない)等を駆使しては、観客の気持ちをこのコンビを見守っている様に誘導している。
そう!これは素直に感動した人は。2人の周辺に居た人物に感情移入させられているのだ。
主演の2人がとても良い。
土屋太鳳のピュアさにはいつも舌を巻く。今回も、前半の純粋無垢な感覚はいつも通り。
そして後半になって、目を覚ましてからの戸惑いの有る女性像もなかなか良かった。
がしかし…それ以上に良かったのが佐藤健だった。
引っ込み思案で恋愛には奥手。もともとはイケメンなのに、そのいけてないオーラ全開の為に敬遠されてしまう。
そんな何処にでも居そうな若者像をしっかりと演じ切っていで、本当に驚いた。
いい役者になったものだなあ〜。
おっちゃん野郎には興味が無いから知らない間に、こんなにも成長していたんですね〜。
素直に泣かせる良作かと思う。
2017年12月19日 TOHOシネマズ錦糸町/No.3スクリーン
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