「筋骨隆々のいかつい黒人男が乙女に見えてくる。また料理シーンなのにものすごくエロい。」ムーンライト momokichiさんの映画レビュー(感想・評価)
筋骨隆々のいかつい黒人男が乙女に見えてくる。また料理シーンなのにものすごくエロい。
鑑賞前の想像と異なり、とても静かなトーンの映画。
いじめやドラッグのシーンはあるものの、全編通して凪のように静かに進行します。
この静けさの中で演者は役の怒り、悲しみ、恋慕を顔の表情や仕草や、立ち振る舞いだけで演じていく。 大男が目のうるみで恋慕を表現するとは。。 凄まじいまでの演技力であった。
画面の色調(建物や洗濯物まで)や、構図がとても綺麗でアートのようであった。 この監督一体どんな人?と思ったら見た目ものすごくお洒落でスマートな雰囲気。 納得。。
後半のケヴィンの家でのケヴィンとシャロンのやりとり。
ケヴィン 「何者だよ? 男、 金の入れ歯、車、強くなったか?」
シャロン 「俺はアトランタでゼロから鍛え直した。お前は?」
ケヴィン 「俺は最低だったよ。浅はかだった。やりたいことは何もせず、周りの言いなりになって流されてた。いまは息子がいて仕事もある。保護観察18か月はクソだがこれが人生さ。分かるか?前とは違う。死ぬほど働いても小銭しか稼げないが、あの頃みたいな不安は抱えていない。」
含蓄深い。。
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星のナターシャnovaさんのコメント
2022年9月14日
コメントありがとうございます。
あのシーンは凄かったですね。
ポスターの三人の合成写真を見れば分ったことなんですが
やはり演技で観せられると、おお!と思いました。
またよろしくです〜〜。