「身を削るように生きる世の中で」ムーンライト 猿田猿太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
身を削るように生きる世の中で
クリックして本文を読む
身を削るように生きなければならない世の中で、そうであるからこそ、愛情がほのかに温かく染みこんでいく。残念ながら、現実は魂をすり減らすように残酷で、それでも、欲情を越えた思いやる心がわずかに生き続けている。どのような、世界であったとしても。そのことに気付かず、自分だけが不幸であるかのように下を向いていては駄目だと、教えられたような気がしました。だからこそ、劇中で「下を向くな」と繰り返していたのかも知れません。そのことに、映画が終わってからやっと思い立ちました。
コメントする