劇場公開日 2017年3月31日

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ムーンライトのレビュー・感想・評価

全373件中、1~20件目を表示

3.5黒い肌に反射する色。

2024年2月24日
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鑑賞方法:VOD
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すっかん

3.5筋骨隆々のいかつい黒人男が乙女に見えてくる。また料理シーンなのにものすごくエロい。

2022年9月12日
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鑑賞方法:VOD

鑑賞前の想像と異なり、とても静かなトーンの映画。
いじめやドラッグのシーンはあるものの、全編通して凪のように静かに進行します。
この静けさの中で演者は役の怒り、悲しみ、恋慕を顔の表情や仕草や、立ち振る舞いだけで演じていく。 大男が目のうるみで恋慕を表現するとは。。 凄まじいまでの演技力であった。

画面の色調(建物や洗濯物まで)や、構図がとても綺麗でアートのようであった。 この監督一体どんな人?と思ったら見た目ものすごくお洒落でスマートな雰囲気。 納得。。

後半のケヴィンの家でのケヴィンとシャロンのやりとり。
ケヴィン 「何者だよ? 男、 金の入れ歯、車、強くなったか?」
シャロン 「俺はアトランタでゼロから鍛え直した。お前は?」
ケヴィン 「俺は最低だったよ。浅はかだった。やりたいことは何もせず、周りの言いなりになって流されてた。いまは息子がいて仕事もある。保護観察18か月はクソだがこれが人生さ。分かるか?前とは違う。死ぬほど働いても小銭しか稼げないが、あの頃みたいな不安は抱えていない。」

含蓄深い。。

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momokichi

4.0身を削るように生きる世の中で

2021年3月17日
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鑑賞方法:DVD/BD
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猿田猿太郎

5.0人種、ジェンダー、マッチョ幻想

2017年12月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

知的

黒人差別を扱った作品は数多くあれど、黒人コミュニティのなかの男らしさを強要するようなジェンダー差別に切り込んだ作品は、滅多にない。弱い者たちが夕暮れ、さらに弱いものを叩く。差別の被害者たちもどこかで別の対象を差別している。

本作は、人種的マイノリティの中のさらにジェンダー的にマイノリティの主人公が受ける何重もの苦難を描きながら、美しい恋愛映画でもある。
黒人男性社会のなかのマッチョ幻想はかくも息苦しい。ゲイでひ弱な主人公は、大人になるとマッチョの鎧を着込み、「いかにも」な外見になっている。そうして鎧をまとっていなければ生きられないコミュニティなのだ。
そんな彼が鎧を脱げるのは愛する相手の前でのみ。金歯のグリルを外すシーンが象徴的だ。

人種差別だけではなく、同性愛差別、そして男性社会のマッチョ幻想の抑圧をも描き、愛することの素晴らしさを説く。人が寛容になるために必要なものはなんだろうか。

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杉本穂高

4.0誰のもとにも優しく降り注ぐ、普遍性に満ちたラブストーリー

2017年3月30日
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鑑賞方法:試写会

息が止まりそうなほど静かで美しい。オスカーを受賞したことを一旦忘れて、ニュートラルな心持ちでじっくりと味わいたくなる作品だ。

ドラッグ、過酷ないじめ、母親による育児放棄、同性愛といった、どれひとつ取っても重くのしかかってくるような題材を描きながらも、独自の色彩美と、月明かりに照らされ胸の中まで透き通っていくかような神秘的な趣が全ての存在を包み込んでいく。決して社会派ドラマなどではなく、これは自分の人生に影響を与えた様々な人たちに向けた純粋なるラブストーリーなのだ。そこにはもはやLGBTという言葉すら必要とすることはない。月明かりが誰のもとにも優しく降り注ぐように、観る人を分かつことのない普遍性がどこまでも広がっている。

登場人物は少ないが、誰もが印象的だった。彼らもまた、それぞれが月のように独自の輝きを放ち、様々な意味で主人公を照らす。人が歳を重ねて、成長していくことの意味を改めて教えられたような気がした。

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牛津厚信

5.0抑制がもたらす興奮はかくも強烈なのか!?

2017年3月27日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

知的

幸せ

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清藤秀人

3.5主人公シャロンのつらいばかり半生。その中にもわずかな「幸せを感じる時」があり、ちょっと救われる

2025年9月13日
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鑑賞方法:VOD

主人公シャロンがあまりしゃべらないし、静かな夜のシーンが多い。ひとつひとつのエピソードは丁寧に描かれ、少年時代、学校時代、大人へと物語りはゆっくり進む。
「対処が難しく、辛い出来事」が続く中で、わずかに「ホッとする場面」があるというシャロンの半生。シャロンは「もっと良い人生を送れたかもしれない」と思うのだろうか。「これしか道はなかった」と思うのだろうか。

シャロンにとって「ホッとする場面」は、やはり大事な記憶なのだろう。ラストでそのひとつを回収するのは、ジワリと感動する。そのラスト場面、シャロンはポツリポツリと短い言葉しかしゃべらず、微妙な表情でケヴィンに伝える。言葉では言えないけど、伝えたい気持ちが表れていて、なかなか良いシーンだった。

痛快な場面はほぼなくて、マイノリティの中のさらにマイノリティを主人公にしているので、なかなか感情移入が難しかった。日常的に人種差別を見る米国人なら「ありそうな話」と思うのだろうが、そうではない日本人には「遠い世界」に感じてしまうと思う。なので、良い映画だと思うが、評価は微妙。

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p.f.naga

4.0まさしく「ムーンライト」

2025年8月26日
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鑑賞方法:VOD

斬新

まさしく「月明かり」のような映画だった。

登場人物の誰もが太陽のように眩しくもなければ、暗闇のような冷酷さでもなく、まるで月明かりのように少しの柔らかさと冷たさが交じり合ったかのように等身大の人間として描かれる。高まった感情が爆発するような場面こそないが、ドラマチックに盛り上げすぎないその“淡さ”こそが魅力だと感じた。

内容についても、3つの時期を通して物語を観ることで気づく少年期にフアンという存在を置く構成の巧みさ、そしてA24独特の彩度や被写体以外を意図的にぼかして“常にシャロンの物語である”ことを明示する演出など、物語全体の魅力や雰囲気を確かなものにしていた。

人種やジェンダーを扱う作品でありながら、声高なメッセージを押しつけず、むしろシャロンという一人の人間の迷いとして描かれることで、そういった問題からやや距離のある私にとっても逆に自発的に向き合いたくなる余白が生まれる。こういった悩みや不安と向き合ったことがある人なら尚更だろう。
静かに寄り添いながら、観る者の感情をそっと内省へ誘い込む──そんな映画だと思う。

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コブ

5.0マハーシャラ・アリ

2025年3月12日
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ゲイの少年が「オカマって、何?」と尋ねるシーン。マハーシャラ・アリの無言の演技、表情があまりにも多くの事を視聴者に想起させる。何気ない場面だけど何度も見返してしまう。

映画の内容自体は特に印象に残っていないが、このシーンだけでも観る価値がある。

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so

3.0マイノリティを扱うとアカデミー賞?

2025年2月17日
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麻薬、育児放棄、貧困、差別などの現代の扱っていて、幼年期、青年期、成人期の3部から構成。
幼年期にはひ弱な少年が、成人期にはムキムキの大人。
これには引いた。
ずっと幼年期から想っていた友人に成人期に打ち明けるのは良い。
でもジェンダー、黒人などマイノリティを扱っているからアカデミー賞って気がしないでもないです。

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ライブラ

4.0静かな夜のビーチのように、波が打ち寄せてくる作品。

2024年12月3日
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「黒人はどこにでも行ける」。
ラストでシャロンがレストランのドアをじっと見つめる意味深なシーン、かつてフアンに言われたこの言葉がよみがえっていたに違いない。
レストランというのも大事なポイント。フアン、テレサ、ケヴィン。シャロンに食事を提供してくれるこの3人が、シャロンが心を許す数少ない人物である。

フアンがシャロンに水泳を教えるシーンでは、美しい映像で深い意味合いを伝えてくれている。アメリカでは、黒人は泳げる人が少なく水難事故に遭いやすいことが社会問題となっている。つまりフアンには、シャロンの命を守りたいという父性まで芽生えているのだ。また、「黒人はどこにでも行ける」というセリフにもつながってくる。昔は海もプールも差別で入れなかったがそれは大きな誤りで、黒人はどこにでも行けるのだ。

「月明りに照らされ黒人の子供が青く見える」という表現も、何とも詩的だ。シャロンとケヴィンが結ばれたのも、月明りに照らされたビーチ。フアンとの思い出の場所でもある。セリフが限られている分、全てのセリフが良い。

海が特別美しい街なんだろう…一体、どこ?と調べると、マイアミが舞台の物語だった。なるほど、だから登場人物がほぼ黒人なのね。ざっと観た感じ、白人っぽかったのは、ドラッグ更生施設にいたエキストラのかなりボンヤリ映る後ろ姿くらい。恐らく施設職員なんだろうけど…富裕層の白人はクスリ漬けになったりしない土地なんだろうね…。

人種、貧困、LGBT…あらゆる問題を抒情的に、幻想的に描いた作品だった。

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ぽぽ

4.0美しく切ない

2024年11月20日
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悲しい

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かわ

3.0子供の世界の狭さと大人の世界の広さ

2024年9月28日
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鑑賞方法:VOD

 子供の世界の狭さと大人の世界の広さについて考えさせられる映画だった。

 子供は家族と学校が人間関係の全てと言っていい。当然、付き合う人間関係はその範囲から選択しないといけない。金も無いし住む場所も自分の意思で選択できないし、できることも限られる。だが大人は違う。自分次第で無数の選択肢を持つことができる。シャロンは少年院に行ってヤクの売人にはなった。しかし、そのことがきっかけで彼なりに納得する人生を歩むことができた。広い世界の中で、自分の居場所を見つけることができたのだ。

 ストーリーはというと淡々としていて盛り上がりに欠け、あまり面白いとは思わなかった。しかし、一人の人間の成長を、リアリティある描写で観ることができたのはよかった。

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根岸 圭一

4.0月明かりに照らされたときに見えること

2024年8月24日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

過酷な環境で生きる少年の、変わらない純粋な気持ちに感動しました。

月明かりに照らされるとき、純粋な程に青く光るのではないでしょうか。

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YOTSUBA

4.5圧巻

2024年2月24日
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大学生1

4.5ともだち

2024年1月10日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

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ぽむ

3.5美しい映像と淡々と進む話 難しい問題をテーマにしていますが なにか...

2023年8月31日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

美しい映像と淡々と進む話

難しい問題をテーマにしていますが
なにかさみしい

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カネナカ

3.0生きる

2023年8月27日
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生きるって、どの世界でも大変だ。
生き抜く強さや想いは一体どこから湧いてくるんだろうか…

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84

1.0自分には良さが分からなかった

2023年8月12日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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ゆっくりランナー1号(名前を11/28変更しました)

5.0予想ほど重苦しくない

2023年7月25日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

知的

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