ムーンライトのレビュー・感想・評価
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色んなことを訴えてくる作品!
子供時代から大人になるまで虐待やいじめ、同性愛と色んな事があり、その中で成長して
うまく表現できませんが、それぞれの成長の中でいつもいたケヴィンの愛が何があっても変わらない...
彼は月の明かりの下で、白でもない黒でもない、ブルーになれました。ブ...
彼は月の明かりの下で、白でもない黒でもない、ブルーになれました。ブルーに戻ることができました。
この話は、差別に関する話でもなければ、同性愛の葛藤でもない。一人の少年が本当の自分を探す青春ムービー。
なぜ、これを撮った?
感想が難しい。おもしろさがあるわけでもなく、感動があるわけでもない。見終わって変な気分になる。
でも、静かに心の奥底を見せていて言葉にはできないほどの孤独があとからじわじわと広がってくる感じ。
彼は誰とも繋がっていない。過去でも現在でも。ただ一度だけをのぞいて。
う~ん、なぜ、これを撮った?(畏敬の念)テーマが深すぎて底が見えません。文学的な映画。
淡々としたストーリー
非常に切なく厳しい人生なのに、時折優しい人達とのふれあいもあり、とても不思議な気持ちになりました。
母親が歳をとって反省してたのには少し救いがありましたね。観終わった後にこのポスターのデザインの意味がわかりました。
ムーンライト
アカデミー賞受賞の際、まさかのララランドと呼び違えられたムーンライト(笑)
最近のアカデミー賞は割と大本命な映画よりもすこし人を選ぶようなタイプの映画が受賞する傾向にあるような気がする。
ムーンライトも同様に万人受けはしないであろう映画だった。
マイノリティの中のマイノリティと言えるほど、重たいテーマを扱っている。黒人差別、同性愛、ドラッグ、育児放棄…………
黒人男性の同性愛のストーリーは初めて見たので新鮮でしたが、2人が愛を確かめあうシーンは、月明かりの下で照らされる黒人の肌が青くとても神秘的で美しいというこの映画のテーマが伝わるとても綺麗なシーンだと思った。
終わり方はうーんって感じだったけど、静かで心に染み入るような作品だったように思った。
純粋に面白い
この作品は異色と言っちゃ異色かもしれないけれど、僕は純粋にゲイ(ボーイズラブ)の主人公が葛藤する様や他のキャラクターに魅せられました。
主人公が3段階に分けて描かれている手法は悪くなかったです。まとまりが出たから。
問題は最後・・
うーーーーーん、うんうん
って感じのラストでしたw
ストーリーについては僕はしっかり理解できましたがどうしたって最後はちょっと行き急いじゃった感がありましたねー
まあ、ただカメラワークや心理描写は本当に純粋に良いので1度は観といて損はないです!
萌えキュン!しちゃいました。
終盤のもどかし〜展開に100点をあげたい!!
もう、早くコクっちゃいなよ!って思いながら見てました。
モジモジしている姿が超カワイイ。オッサンだけど。
そして、いよいよ告白シーンでのあのセリフ。
…純愛すぎるだろ〜💕
映像と同じくらい、恋愛のウツクシイ映画でした。
愛を知らないシャロン
シャロンはゲイだから恋愛ができないのではなく、愛というものがなんだか良くわからないんじゃないかと思う。自分の母親に愛してもらえなかったのはもちろんのこと、見返りを求めない愛をくれたホアンは、母親にドラッグを売っていた。自分は、繊細なゲイなのに、そんな自分が自然になれる大人のイメージがない。「ゴリマッチョの総金歯入れたドラッグディーラー」というイメージしか持てなかったのだと思う。
だから等身大の自分が誰かを愛し、愛されることができるのか、それを経験したかったんだと思う。だからケビンに会いに行ったんだと思う。でも、ケビンはシャロンとそういう関係になろうというつもりではなかったらしい。肩を抱いてもらえただけなのに、それがシャロンにとっては今までもらえた最高の愛情なんだろうなというラストは悲しかった。
ああー良い映画だな。月明かりに照らされて青く光るというモチーフがほ...
ああー良い映画だな。月明かりに照らされて青く光るというモチーフがほんとキレイ。黒人の美しさを黒人がはっきり言ってるのって、実は珍しいのかも。
しかしマッチョ黒人という主人公なのに初恋のキュンキュンを感じさせるとは。やられたー。
波の音が心地いい。
黒人、ゲイ、ゲットーという個性的な内容。
シャロンの幼少期→思春期→成人とカテゴリされていて、それぞれの過程の中にヤク中の母親、貧困、ドラッグ、銃、ムショ、アメリカならではの地での抱える闇で生き残るために選択しなくてはいけない環境のリアリティがあった。
月明かりで照らされて黒人はブルーに見える。
その言葉がとても深い。
このジャケット(ポスター)の意味が理解できました。
物語は上質かつ繊細で静か。
アカデミー3部門受賞。作品賞でララランドと取り違えて話題になりましたね。
ムーンライト。受賞が納得できる心の底から震える、愛が溢れている作品でした。見てよかった。
たしかにレゲエ野郎が1番悪い!笑
ブルーが浮かぶ海のシーン
滲み出す様に映画を彩る色彩は、ぼんやり月明かりに照らされる肌の色、はっきりと浮かび上がるシーツや照明のブルーが特に際立っていて美しかった。
この映画は意図的に黒人の肌の色を美しく見せるため、色調を調整してると聞いてその通りに効果が効いていると同時に馴染んでもいるなあと思った。
八方ふさがりのリトルの人生を、海辺へ連れて行きお前も泳げると背中を押してくれた存在フアンも凄く印象的だったし、子供たちが夜の海辺ではしゃぐシーンももちろん。海のシーンがじんわりと浮かび上がる様なそんな素敵な作品でした。
二部の海のシーン、こみ上げる想いを押し込め、「お前も泣くのか」に対しシャロンの「泣きすぎて自分が水になりそう」なんて言葉の紡ぎ方がロマンチックで、好きな人にはこういう一面を見せるんだなあなんて、あの夜のさざ波と2人を照らし出す月の青光りが永遠に続いているような儚い一瞬。
後日、いじめっ子に指名されてあろうことかあの夜過ごした相手に殴られる。仕返しして捕り車に押し込められるシャロンを見るケヴィン。胸がキュッとした。
大人になりフアンのように育った筋肉隆々のドラッグディーラー、シャロンだけどケヴィンとの再会で幼少期のリトルの様に無口に戻りああ見た目は完全に別人だけど中身はリトルのシャロンなんだなって。
ケヴィンの、「ある曲を聴いてお前に似た人を見て思い出したから電話してみたんだ、こっちに来たら美味い飯作るから来いよ。」なんてよく考えなくてもロマンチックにも程がある。
ずっとこれはなんだろうという気分だったけどああ、これはラブストーリーでもあったんだなってやっと気付ける様な2人の距離感。そしてその曲を流して内容が「ハローストレンジャー」の愛する人への曲。思い浮かぶのは、幼少期の2人の会話。
ケヴィンの家に行くも、相手の距離感を伺いながら少し強張った表情で、でもそこにはあの永遠に続く夜の海で内緒の一瞬を過ごした2人が戻って来たんだよね。きっとこの後2人は結ばれるんだろうけど結末は教えないまま。
最後の誰かに呼ばれた様に振り返る月明かりのブルーに照らされたリトルも、あれはフアンにブルーと呼ばれて振り返ったのかな。と考えつつエンドロールが短すぎてもっと余韻に浸っていたかったなあとも思えた。
この映画がオスカーに選ばれたのが心から喜ばしい。世界は本当に変わって来ているんだ。
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