散歩する侵略者のレビュー・感想・評価
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残念な気がする
概念を奪い取るという着想は斬新だと思う。…が、これは舞台劇が原作だとのこと。オリジナルではない。
舞台は未観賞だけれど、映画が進むに連れ、舞台を観てみたい思いが増す一方だった。
松田龍平は得意分野の演技で本領発揮。
長澤まさみも、すっかり変わってしまった夫に愛情を取り戻し始める変化を、ナチュラルに好演している。
ただ、夫や夫婦関係の“以前”が描かれておらず、夫への思いを変化させるポイントも示さないまま、全部長澤一人の演技で補おうとしている。これでは、折角の好演も共感させられない。
首長竜のなんとか…も、ナンチャラの隣人もそうだったが、前半では“異変”を印象づける素晴らしいショットが随所に見られるのに、後半から物語りが破綻しはじめると、後はどんどん転げ落ちてしまうのが、最新の黒沢清ではないだろうか。
とても残念な気がする。
WOWOWで放送中のスピンオフドラマの方が黒沢清得意の不気味感が出ていて面白いように思う。
まだ半分しか放送されていないが。
期待しすぎた
深い
侵略
劇団「イキウメ」の妙
面白かった。
輝きはないが…
世界観やセリフは良い
原作は劇団イキウメの演劇ということを知った上で鑑賞しました。
世界観や哲学的な会話は楽しめましたが、映画的演出のチープさが好きになれませんでした。
ある日宇宙から侵略者が来て、知らないうちに人間に紛れ、人間から概念を奪っていく。という設定はどこかのSF小説でありそうですが、それを演劇でやった劇団イキウメはすごいのでしょう。
私自身演劇には疎いので、劇団イキウメという名前を聞いたのは、同じ劇団原作の映画太陽の時です。
限れたスペースでやれることの限られらる演劇でSF作品を表現するのは難しいと思っていたのですが、今作では演劇の限界を最大限に生かしたSF設定だと思います。
その中で、概念を奪うという何とも哲学的なことを会話劇中心で進めていくのは演劇っぽいところではあります。
そんな原作を映画化した本作はさぞ、映画的な演出を加えているのかと思っていたのですが、期待しすぎでした。
確かに会話劇は面白い。概念を奪うという抽象的で難しいことを、セリフだけで何となくでも理解させることには成功していると感じます。
所有の概念を失った引きこもりの若者が、所有と概念がないからこそ言える戦争反対の理論など、ハッとさせられる言葉や哲学的な深い言葉が全編を通して散りばめられています。
しかし、それは演劇というリアリティラインが低く、大抵が許せるからこそ成立するのであって、映画というリアルを追い求める昨今の映画的には違和感を感じてしまうことの方が多い。
そのようなセリフを言う場面で急に台の上に乗って大声で叫んだりするとこは演劇的ですが、映画内においては、概念を奪われた以上の異変が起こっているようにしか見えなく、どうにも腑に落ちない。
と言うのもすぐにわかることですが、どうやら概念を奪うのは侵略ではなく、人間を学ぶためだと言う。
侵略者自体も概念を奪うことで、どんなことが起こるかわからないと言う。
しかし、普通に考えてある一つの概念が奪われただけでそんなにも奇異な行動を人はするものなのだろうか。
概念などの難しいテーマを扱っているわりには、その辺の説明はなくどうにもやりきれない。
さらに説明不足だと感じたのは、三人?三匹?で侵略の前段階をしていると言うことだが、彼らが概念を奪ったにしてはことが大きくなりすぎな気がしてしまう。中盤病院に駆け込む場面で、いかにも終末的な病院パニックが起きているが、三人が概念を奪った人たちがそんなに多いとは考えられない、少なくとも視覚的にはそんなシーンはなかった。
そこがさらにモヤモヤを加速させてしまいます。
何よりも納得がいかないのは、あんだけ概念概念言っといて、いざ始まる侵略は、安いチープな特撮でミサイルみたいなのが飛んでくるだけって、、、。
そう言ったエイリアンの侵略モノなら、ハリウッドレベルまでとは言わないまでも、もう少し映像作りを頑張って欲しかった。抽象的な侵略で人類を滅ぼそうとするだけではダメだったのだろうか。
そっちの方がよっぽどそれまでの話しと会っていたような気がします。
総じて、セリフには一定の面白さがありますが、映画としてはつまらない作品だと思います。原作が演劇なのできっと演劇なら純粋に楽しめるのでしょう。
そう思って、イキウメの何度目かの再上演「散歩する侵略者」のチケットを探したら全日程売り切れてました。
演劇の方を機会があったらぜひ見て見たい。そう思える作品でした。
変な映画
愛ですよね
宇宙人も普通にごはん食べるんだ
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