「静かな寄生獣」散歩する侵略者 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
静かな寄生獣
黒沢清監督作のイメージは分かりやすい物を難しくする、だったけど眉間にしわ寄せ見てみたら、難しくはなかった。
夫婦の再生、人類愛がテーマかと思ったけど、ラストカットでテーマを見失った。
いや、でも愛の尊さで良いのか、だとしたらもぬけの殻になるのも分かるけどハッピーエンドにして欲しかったな。世にも奇妙な物語のようだった。
印象としては、寄生獣やん!と思ったのと30分くらいで出来そうな事を遠回しに長々とやってるなって事。
宇宙人のヤル気がいまいちあるのかないのか分からない気だるい感じも良かったけど、概念を奪われた人間たちのその後をもっと見たかった。
奪われた概念は自分を一番縛ってた物だと思うから、幸せに過ごす彼らをもっと見たかった。
長澤まさみさんはやっぱり良いなぁと思ったのと、高杉真宙くんは今後来るはず。とても良かった。
黒沢清監督が派手な侵略物を⁈と思って見たらいつも通りかと思ったのも事実。
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