「すごーくへんで不気味で面白かった」散歩する侵略者 Rubysparksさんの映画レビュー(感想・評価)
すごーくへんで不気味で面白かった
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概念を奪う奪われるという設定によって哲学的な問いが引き起こされて面白く引き込まれる。愛だけは奪えないということの描きたかも陳腐でなく好感を持った。人間の姿を借りているだけとはいえ宇宙人の配役がすごく宇宙人ぽくて不気味でよかった。宇宙人なんだ、って自分でいっちゃうのとか可笑しいはずなのにあまり違和感なかった。どんどん巻き込まれるジャーナリストの翻弄されてく様子も面白かったけど最後がよくわからなかった。わかる人教えてほしい。夫婦の愛の難しさ美しさも描かれていたが、宇宙人云々よりも、寝室は別々の冷え切った関係ながら、そして夫にぶっきらぼうに接しながらも、ご飯を作ったり世話をし、割り切れずに一緒にいる、本当は愛が欲しい妻の様子が痛々しく、そこが見ていていたたまれなくなるほどで、一番リアルだったかもしれない。
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