ナミヤ雑貨店の奇蹟のレビュー・感想・評価
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人と人は不思議な縁で繋がり、あなたの周りの為になっている
東野圭吾史上最も泣けると言われたベストセラー小説の映画化だが、見始めの印象は、微妙…。あざとくお涙頂戴を狙ってるのは見え見えだし、エピソードも単調。
やはり東野圭吾はサスペンス/ミステリーがいい。
でも見ていったら、とてもいい!…ってほどではないにせよ、そう悪いもんでもなかった。
80年代。“ナミヤ雑貨店”にはお悩み相談口があり、多くの人から悩みや相談を寄せられ、店主が回答やアドバイスを送っていた。
現代。とっくの昔に空き家になったナミヤ雑貨店に、強盗を働いた若者3人が身を潜めようと侵入し…。
身を隠す為だけに侵入した雑貨店で、3人に不思議な体験が起きる。
突然、郵便口から手紙が投函される。
気になってその手紙を開いてみると、それは何かの悩み相談の手紙で、日付はなんとなく80年代!
何かの悪戯? それとも…?
過去と現在を繋ぐ不思議な雑貨店。
こういうファンタスティックな設定は嫌いじゃない。
お悩み回答で人生を変えた人々。
単調と思った各々のエピソードが、ある縁で繋がっている事が分かっていく。グリーンリバー母娘のエピソードはなかなか胸打った。
それは、若者3人と、彼らと訳アリの女社長も。
伏線など鮮やかで巧みな展開!…ってほどでもないが、心地よく優しいものであった。
ひょんな事から店主に変わって手紙に回答する3人。
施設で育ち、決して恵まれた望んだ人生を過ごしていないであろう3人が、手紙に不器用ながらも答える内に、自分の人生や生きている意味を見つめ直していく。
彼らがちゃんと罪を償うシーンも描いて欲しかったが、山田くんの好演に好印象。キネ旬新人賞を獲っただけあって、役者としてのキャリアで特別な作品になっただろう。
若手・実力派・ベテランの顔触れの中、やはり西田敏行の温かく優しい人情味溢れる演技が印象に残る。
雑貨店のセットや町のロケーションもノスタルジックを煽る。
難点や詰めが甘い点も目立つ。
犠牲になった魚屋ミュージシャンには申し訳ないが、無謀な行動としか思えない。
雑貨店に身を隠している筈が、3人共、電気点けて大声で喋り過ぎ。
まあでも、見終わってみれば、そう悪くないヒューマン・ファンタジーだった。
人と人は不思議な縁で繋がっている。
それは時として、あなたの人生の、周りの人生の為になっている。
感謝は伝えられないかもしれない。
だからこそ、誠実に生きる事こそ、せめてもの…。
普通
過去と現在が繋がる不思議な雑貨店を舞台に、現実に背を向けて生きてきた青年と悩み相談を請け負う雑貨店主の時空を超えた交流を描く。2012年。養護施設出身の敦也は、幼なじみの翔太や幸平と悪事を働いて1軒の廃屋に逃げ込む。そこは、かつて町の人々から悩み相談を受けていた「ナミヤ雑貨店」だった。現在はもう廃業しているはずの店内で一夜を過ごすことに決める3人だったが、深夜、シャッターの郵便受けに何かが投げ込まれたことに気づく。投げ込まれていたのは1980年に書かれた悩み相談の手紙で、敦也たちは戸惑いながらも、当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書くことに。やがて、この雑貨店と浪矢の意外な秘密が明らかに。未来を知っているのである人物には投資のアドバイスをしたりと唐突な感じがするがまあこんなもんかな。
人生パズル
タイトルの通りですが、本当にパズルのような映画でした。物語が進んでいくにつれてそれぞれがピースのように繋がっていく、そんな印象を持ちました。
『自分も最近は悩みだらけなので、浪矢さんに悩みを聞いてもらいたいな…』上映後、思わずこんなことを考えていました。
不思議な切り口での展開
現実から未来への人生の橋渡しを手紙を通じて捉える視点が興味深いです。自分自身の人生を点で捉えれば、その時点は現実で未来は見えない、それを第三者が未来からアドバイスする。面白いな。
ほのぼのとした気持ちになりました。
小説も読みたくなった
面白かったです。暇つぶしに見た映画でしたが、大当たりっ
西田敏行さんが、良い演技してましたね。
全てのフラグを回収して一本の線につながった時は感動しました。今度は本格的に小説も読みたいです
何だかんだと言っても
良い話でした。まさに奇跡。
まあ、作り話だけどね…。だから泣くことはなかったかなぁ…。
でも、これはこれで良いのでは?
それよりも何よりも、最後に山下達郎の歌声が流れ…。
この歌で締まった感じです。
何だかんだと言っても、凄い。
ナンバープレート12-32からありえない物語
ナミヤ雑貨店の建物とまったくマッチしていない外車を映画のスタートから見せてくれるものだから、そして、わざわざ外車のナンバープレートを意識させるように右からまわり込んで見せるから、いやでも車のナンバープレートに目を向けることになりました。
4ケタの番号は1232でした。それで、直ぐに思ったのは、暦の12月は31日までだから、12月32日はありえないことです。この映画の内容はありえないことの物語なのだと直感させられました。
原作ファン
東野圭吾が好きなので、山田君とナミヤ雑貨店、とんなものかって感じで。
スリルや臨場感や緊迫感や迫力ある原作ではないので、期待はしてなかったですが。ナミヤは映画になるとちょっと物足りなさあるかもと思っていたので、想定内でした。
ちゃんとまとめて感動シーンもなんとかうまくやってくれたから、ギリ普通。
タイムスリップ作品だから、ストーリーに大きな迫力がない分、もっともっと雰囲気を出せば評価だいぶ変わったんじゃないかなーと思ったので惜しいです。
綺麗な顔揃いだから、気持ち悪いほどの不気味さを雰囲気に出しちゃってもよかったと思う。なんか全体的に綺麗すぎた。そんな中で西田さんはほんっと良くやってくれたよ!さすがだよ!西田さんのおかげでなんとか星3だよ😭
なんというか…
原作未読なので、素晴らしいんだろうなと思います。最初のエピソードでなんだか涙が溢れましたが時間軸を頭の中で、整理するのにちょっとゴチャゴチャになりました。ただ、山下達郎さんの曲にはめちゃめちゃ泣かされました。8割この曲で活かされてます!
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