「あなたの人生に役立ちましたか?」ナミヤ雑貨店の奇蹟 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
あなたの人生に役立ちましたか?
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映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(廣木隆一監督)から。
何年か前に読んだ「東野圭吾さんの同名ベストセラー小説」を
ボンヤリ思い出しながら、鑑賞することになった。
書籍と映画、違う箇所も多々あり、こうきたか・・と驚くことも。
ただ、メモを比較し、共通した台詞を探したら、
本の帯(表)には「あの時の回答は、あなたを救いましたか?」
映画では「あなたの人生に役立ちましたか?」がぶつかった。
あらゆる悩みの相談に(手紙で)答える、おじいさんが「浪矢さん」で、
「人の運命ってもんは、そう簡単に変えられるもんじゃねぇだろ!」と
思いつつ、一生懸命に回答をする。
例えば「子供を妊娠した。しかし父親はいない。さて、産むべきか?」
こんな相談には、こう答えている。
「大事なことは生まれてくる赤ちゃんが、幸せになれるかどうかです。
子どもを幸せにするためなら、どんなことにも耐える。
あなたにその覚悟がないのなら、生むべきではありません」とピシャリ。
どうして、こんな答えが出来るのか、それは、書籍に書いてあった。
「多くの場合、相談者は答えを決めている。
相談するのは、それが正しいってことを確認したいからだ」
あとは、背中を押してあげられるかどうか、の視点。
だから、相談を受ける側の心境は、いつもこうだ。
私の回答は「あなたの人生に役立ちましたか?」
誰かの人生の役に立つようなアドバイス、心掛けなきゃなぁ。
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