「言葉だけで無い想いが溢れていた」ナミヤ雑貨店の奇蹟 Ryokoさんの映画レビュー(感想・評価)
言葉だけで無い想いが溢れていた
三人の若者の演技が、なんか良かったです…ナミヤ雑貨店の暗い廃屋の中で、三人の目がそれぞれ光を帯びていて…色々な想いが言葉以上に溢れていた。何と言っても西田敏行さんの顔のシワの演技が圧巻!登場人物の心の変化を、言葉だけでなく、台詞と台詞の間などを大切にしている作品だと思いました。
この作品を優しく包み込んでいる山下達郎さんの楽曲…これが人間の儚い想いに染み込んで来る…間違いなく言葉の代わりに心に届いて来る…そして、この映画のファンタジー力あげているとの思います。
少し残念だったのは、上記のように尺をゆったり大切にしているシーンは多くて良かったのですが、逆に回想シーンの数々は語らなすぎ省きすぎでした。もちろんポイントだけを観せるのが回想シーンなんでしょうけど、特にSeriと孤児院を慰問していたミュージシャンとの間になぜそこまで絆が生まれたのか、をもう少し丁寧に描いて欲しかったです。
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