「製作委員会方式の弊害なのか」ナミヤ雑貨店の奇蹟 AuVisさんの映画レビュー(感想・評価)
製作委員会方式の弊害なのか
東野圭吾原作、ジャニタレ主演に豪華共演陣、監督は売れっ子の廣木隆一と、お金も手間ひまもかかった映画なのに、つらい観賞体験だった。
冒頭で夜中の商店街(街灯は点灯)を逃走する不良3人。職質を気にしているくせに懐中電灯つけて無駄に目立つ。これは頭の悪そうな話だと早々にげんなり。林遣都が火事の孤児院に飛び込んで、2階テラスで救出対象の子を発見。燃えさかる屋内に戻っていくのだが、幼児を抱いて飛び降りれば軽い骨折程度で済んだのでは?山下達郎に劇中歌を書き下ろしてもらったから2コーラスは流そうという判断なのか、歌手に扮する門脇麦がライブシーンだけでなく、とってつけたようなPV風の映像で踊らされる。冗長。
廣木監督の好きな作品も多いのだが、本作に限っては「俳優が泣いて音楽流せば感動するでしょ」みたいな安っぽい演出が鼻につく。いろいろ大人の事情で、妥協の産物になってしまったのではないか。
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よっちゃん!さんのコメント
2019年6月30日
私だけではなかったですね、冒頭から映像として誰でもすぐにこれって変、こうなるわけない、など理不尽さの山盛りで、それが気になってストーリーが全然入って来ない、最後まで観て久しぶりに時間を無駄にした映画でした。
MaRiNさんのコメント
2017年10月12日
ファンタジー作品だから多少いろいろな設定に目をつぶって観ようと思いましたが、やはり引っかかる部分が多いですよね。期待が大きかった分、残念ですよね。私だけがこのような感想を持っていると思っていたので、同じ感想の方がいて少し安心しました。