「大友の仁義を通したラスト」アウトレイジ 最終章 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
大友の仁義を通したラスト
アウトレイジ、ビヨンド両方鑑賞済みにてレビュー。
張さんのシマで起きた事件により大友がまたヤクザ抗争に巻き込まれる。
個人的に内容がシリアスで殺し方も好きだった初代アウトレイジ。
ビヨンドでは前作が人気になりすぎてシリアスさが無くなり、派手な殺し方と「バカヤロー」ばかり目立ち、ストーリーが浅くなってしまった感があり好きでは無かった。
そして最終章。俳優陣が歳を取り迫力が薄く残念と言う方々が居るなか、私としては(初代には勝てませんが)シリアスさ復活でストーリーも中々面白く鑑賞出来ました。
死ぬ人間、生き残る人間も妥当。
最後の張さんの淋しそうな顔が印象的であった。
前2作を観ていないと大友の感情を摑み取れない今作は見事だと思う。ある目的で動く大友。それは過去一緒にやってきた仲間への仁義であり、けじめでもあった。
監督の作り方評価で「〜らしい」「〜らしく無い」とか映画では評価される訳ですが、私はアウトレイジらしい、北野作品らしい作品だと思います。
色々考えさせられる北野作品に戻ったと思います。
コレを機会に3作品ぶっ通し鑑賞をどうぞ。
私としては初代→最終章→ビヨンドの順番で面白い。
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近大さんのコメント
2018年5月9日
自分は強いて言うなら『ビヨンド』『最終章』『1』という順番ですね。
順番付けと言うより、大友の生き様や自分好みで。どれも好きなんですが。
改めてですがここ最近、コメントや共感ありがとうございます♪m(_ _)m