劇場公開日 2017年10月7日

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「何もない~作品・娯楽として~」アウトレイジ 最終章 PAPASさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0何もない~作品・娯楽として~

2017年10月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

by PAPAS

「アウトレイジ 最終章」10点。

何もない。
テーマ・主義主張・ストーリー・ドラマ・心に残るもの・
快感・カタルシス(慣れてしまいました)・
残酷さ(慣れてしまいました)・
非情感(慣れてしまいました)・

クライマックス・ラストシーンの余韻・どんでん返し・リズム
映像美テクニック・音楽・BGM・ゴージャス感・衣装・クルマ・武器・女・SEX・熱演・演技力・スケール・暗さ・喧噪・戦争・
人間の業と縁・暴走・愛情・義理・人情・友情・極悪非道・
展開の必然性・娯楽性・など全てにおいて、
「十分に描き切った」とは思えません。
レベルが低いです。

例えば、大声を出したから熱演ではありません。
笑いが起きたからオモシロイではありません。
人があまた死ぬから残酷でもありません。
理由もなく人が殺されてもそれは、「デジタルのゲームの世界」に過ぎません。わかりますか?言わんとしてることが。

「お金を取るプロの映画作品」として
どれだけいろいろなことに知恵を搾って、練り上げて作られてるのでしょうか。
どれだけしんどいことにエネルギーを費やして訴えようとしているのでしょうか。

頭も身体も「頑張らない・苦労しない」で、お金を取っていいんでしょうか。自分たちの好きなことだけをしたい放題にして。

何故この題材を使う必然性があるのでしょうか。
「娯楽」として非日常の緊張感を味わい、現実をしばらくの間逃避するのでしょうか。それならばもっともっと頑張って苦労して、もっと「ひどく・強く」訴えてくるように作って下さい。
心に残ってはがれない様なものを。

「この程度」では有害映画です。
「この世界・人間」と「映画作品」「娯楽」として。

監督を「はだかの王様」にしているからです。
ただ今までになかったというだけのことです。
それは才能ではありません。

「何でもアリの業界」でも「頑張らない者」を評価してはいけません。

「塩見三省」さんに10点のみです🍀

PAPAS