劇場公開日 2017年10月7日

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「収束する物語」アウトレイジ 最終章 にわかさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0収束する物語

2017年10月11日
iPhoneアプリから投稿

これまでの2作がたいへん好きだっただけに
期待が過度すぎて、空転した感じになった。

なぜか。

結末は予見される方向で
それについては文句もないし、
なるべくしてなった感じだったが、
今回の物語全体が、
そこに至る経緯ともあまり関係のない一悶着でしかなく、
緊迫感や組織の入り乱れるダイナミズムから遠く、
西田敏行とピエール瀧を眺めるだけの
104分となっていたからだ。
だいたいのシーンが花菱のおっさんたちの会合で終わる。

そのおっさんたちのおっさん面はやはり魅力的だし、
大森南朋などもいい感じなのだけど。

あと、本当に言いづらいが
役者のたけしはもうツラい。
大好きなんだけど、もう舌も回らず、
観ていて苦しいときがある。
衝撃的で「やっぱ俺らの殿だよ!」
と言わざるを得ない監督作をまた待ちたい。

二度寝