劇場公開日 2017年9月23日

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「【一冊のノートが結び付けてしまった忌まわしき過去と現在、哀しみに溢れる物語】」ユリゴコロ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【一冊のノートが結び付けてしまった忌まわしき過去と現在、哀しみに溢れる物語】

2019年11月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

 幼いころから”ユリゴコロ”に捕らわれて来た美沙子(中学生:清原果耶、吉高由里子)と洋介の運命的な出会いをベースに美沙子と友人みつ子(佐津川愛美)の妖しい関係を描いた過去パート。

 現代の幸せ溢れる亮介の元から忽然と消えた婚約者千絵(清野菜名)と千絵の元同僚”細谷”の関係を含みを持たせながら描いた現在パート。

 過去パートと現在パートが結びついた時点で、不可思議な感慨を感じた作品。

<沼田まほかるの、独特なダークという言葉だけでは表せない世界観を128分の尺で良く表現したな、熊澤尚人監督(脚本・編集)と感じ入った作品でもある>

<2017年9月23日 劇場にて鑑賞>

NOBU