劇場公開日 2017年4月15日

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「都合良すぎるアクションはお約束?哀しき真実と、秘められし恋心。」名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター) 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0都合良すぎるアクションはお約束?哀しき真実と、秘められし恋心。

2017年4月19日
PCから投稿

怖い

興奮

知的

【賛否両論チェック】
賛:解けそうで解けない事件の真相を、名コンビが読み解いていく様は、ミステリーモノとしては良質。百人一首と共に揺れ動く恋心が表現されていくのも印象的。
否:重力無視の都合良すぎるアクションは、ちょっと無理がありすぎるか。予備知識もあった方が楽しめる。

 今回は大阪・京都を舞台に、謎めいた爆破事件と殺人事件に、コナン&平次の名コンビが挑みます。真相が読めそうで読めない絶妙な展開が、ミステリーとしては上質です。
 そして今回は、昨今流行りの競技かるたを題材に、主人公達の揺れ動く恋模様が、百人一首を織り交ぜながら紡がれていくのも、またステキです。
 ただ、このシリーズの劇場版としてはもはやお約束ともいえる、ド派手かつメチャメチャ都合良すぎるアクションは、今回も健在です(笑)。
「いやいや、それは・・・」
と、思わず苦笑いしてしまうようなシーンが結構ありますが、それもまたご愛嬌ということで(笑)。
 良くも悪くも、シリーズファンには是非オススメの作品です。

映画コーディネーター・門倉カド