劇場公開日 2017年4月22日

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「「こじらせ」という表現の破壊力」スウィート17モンスター オレさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5「こじらせ」という表現の破壊力

2017年7月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

イケてなければ性格も悪いネイディーンが唯一の親友であったクリスタとイケてる系の兄貴のダリアンがくっついたことによる疎外感でやさぐれる17歳のあいたたたな様子を描いた痛快な青春作品。

冒頭から自殺のスケジュールをペラペラまくし立てる自暴自棄な17歳の少女。
絵に描いたような卑屈さと偏見で暴走しまくる目も当てられない行動をみせるヘイリースタインフェルドが最高にキュートで笑える。
親友のクリスタと兄ダリアンのベッドシーンを目撃してしまい、クリスタと共に頭を抱えるシーン大好き笑。
兄の友人のパーティーに招かれ、クリスタとダリアンにくっ付いて行ったものの、集団にありがちな仲良いグループで固まられてしまい、自分だけ孤立するという冷や汗もののシチュエーションに追い込まれ、我慢の限界の末取った行動が母を迎えに来させるというなんとも泣けてくるシーンがもはや大爆笑。
描いちゃいけない青春のワンシーン笑。

そんな彼女の前に現れた2人の男の子。
心優しい老紳士の様な青年、アーウィンとイケメンのニック。
映画監督としての才能ものぞかせるアーウィンが気になりつつも、やはりイケメンニックが気になるネイディーン笑。
フラストレーションの末、なぜかニック宛てに痴女メールを下書きで書いたつもりが誤送信してしまう件やデートに向けてめちゃめちゃウキウキしている姿が爆笑ながらも読め易い過ぎる展開に既に胸が痛くなる笑。

とりあえずアーウィンが好青年過ぎて救われたラスト。驚いたのがアーウィン演じてる俳優さん31歳らしい笑。見えないけどよく高校生役引き受けたな笑。
あんましクリスタと親友に戻れた描写がなかった気がしてそこは少し残念。
あとは音楽結構良かったからサントラ欲しいな。

2017年05月20日(土)1回目@ヒューマントラストシネマ渋谷
2017年10月14日(土)2回目@キネカ大森

オレ