「キャラが立ってない」ビニー 信じる男 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
キャラが立ってない
IBFの王座を奪取し初防衛に失敗してWBAで二階級制覇したと思ったら事故に合う不運に見舞われ復活して王座に返り咲いたにしろマイナー団体な訳でソコの事実性が蔑ろにされていて歴史に残るチャンプでは無い!?
その点は同じく実話を描いた「ザ・ファイター」に似通っていると思うが本作は主人公のビニー含め主要なキャラの人物描写が浅いし誰にも魅力が感じられずビニーのキャラすら定まっていない単調さが。
事故からリハビリまでの復活が最大の魅力である筈がそこまでの過程が長くてリハビリの様子も雑な演出で意外に簡単に復活してる感が否めない。
試合のシーンも迫力に欠け何をメインに映像にしたいのか解らずビニーの人生を軽く摘んで伝記映画に。
何はともあれ事故も含めて苦労人なボクサーであったのは間違いない。
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