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映画「我が闘争 若き日のアドルフ・ヒトラー」 我が闘争 若き日のアドルフ・ヒトラー
解説
史上最悪の独裁者アドルフ・ヒトラーが政治家を志すまでの光と影を、「ピエロがお前を嘲笑う」のトム・シリング主演で描いた伝記ドラマ。1910年、オーストリア。画家を目指すドイツ人の青年アドルフ・ヒトラーは、美術アカデミーの入試を受けるためウィーンへやって来る。安い下宿所でユダヤ人の商人シュロモと共同生活を送りはじめた彼は、豊富な知識を持つシュロモと意気投合し、多くの時間をともに過ごすように。しかし、入試に落ち絶望したヒトラーは、橋の上から投身自殺を図る。シュロモの助けもあって命拾いしたものの、次第にヒトラーは政治に傾倒するようになっていく。
2009年製作/111分/ドイツ・オーストリア・スイス合作
原題:Mein Kampf
スタッフ・キャスト
- 監督
- ウルス・オーダーマット
- 製作総指揮
- マーティン・レーバルト
- ミヒャル・ポコルニー
- マルコス・カンティス
- 脚本
- マーティン・レーバルト
- ウルス・オーダーマット
- 原作
- ジョージ・タボリ
- 撮影
- ジョー・モリトリス
- 音楽
- エニス・ロトホフ
- 編集
- リロ・バーベー
- クラウディオ・セア
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2022年5月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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ウルス・オーダーマット監督による2009年製作のドイツ・オーストリア・スイス合作映画。
映画の中で描かれるウイーンの貧民街の人々のあり様は興味深かった。ヒトラーというよりも、彼を何かと助けるユダヤ人作家(ゲッツ・ゲオルゲ)が寧ろ主役か。我が闘争もゲッツが実は書いたという設定。息子の様に思っていたのに、若者にしっかりと裏切られるという展開がメインストーリーか。
若き頃のヒトラーの描写が、最初からヒトラーそのもので、誇大妄想家で癇癪持ちというのにはリアリティを感じなかった。多分自分は、どう他人に影響力を及ぼせる人間に変身していくかを見たかったのだと思う。ヒロインのアナ・ウンテルベルゲルもいきなりヒトラーの心棒者になってしまうのも納得できず。催眠法を用いたということなのか、嘘だろう。
原作はジョージ・タボリ「我が闘争」(戯曲)、脚本はマーティン・レーバルト、ウルス・オーダーマット。撮影はジョー・モリトリス、音楽はエニス・ロトホフ
編集はリロ・バーベー、クラウディオ・セア。
出演はトム・シリング、ゲッツ・ゲオルゲ、アナ・ウンテルベルゲル(イタリア女優)、ボルフ・バッホフナー、ベルント・ビルカーハン、カリン・ノイホイザー、エリザベス・オース。
2022年2月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
独りよがりで冷酷なつまらない、なんの魅力もない男が、当時の社会背景をもって、人々の心を掴み、ますます感心をあつめ、称賛を得、のし上がっていくことが可能であった、社会の愚かさを描いた秀作だと思いました
。ごろつきのような取り巻きを従えてのし上がっていく様は、日本にも、ヒトラーに学べといって顰蹙を買った政治家がいましたが、極めて巧妙で、あっという間に、気付いたときには手がつけられなくなっている、という誠に恐ろしい事態となることは肝に銘じておかなくてはいけない。
2020年10月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
確かにタイトルやその作品自体、「あの、演説などをするヒトラー」の映画ではないわけだけど、ヒトラーの青年期を追って描いてても、なんとも物足りなかった。
自分が勝手に期待してただけでもあるけど、もっと盛り上がるような、熱意も感じられて「あの、ヒトラー」になる背景や経緯がもっとあるものかと思ってたけど、あまりそんなことはない内容だった。