「B級かと思いきや意外な拾い物」パシフィック・ウォー としぱぱさんの映画レビュー(感想・評価)
B級かと思いきや意外な拾い物
史実に基づくストーリーはなかなかの見ごたえがありました。ただ、ニコラス・ケイジである必要はなかった。ストーリーが良かったからあまりニコラスの演技には引かれるものはない。この作品は前半は戦争の裏話をベースとした少しだけ軍隊讃歌的な流れから一転漂流時のサバイバル、そしてラストの名誉の為の法廷話としっかりとした話の流れがあることだ。戦艦に騎乗した海兵隊員の一人一人のサブストーリーもあり繋がっていきます。期待していなかったからなのか意外と心に響きました。日本人としては広島と長崎に落ちた原爆に関わる話なので複雑ではあるが彼らも犠牲者であり世界中で戦争のない世の中はまだ実現していない。歴史を顧みる作品として観て損はしない、そんな作品です。
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