「電話が鳴る。 ベルが鳴る あれ?この人は確か?…や。 ドアを開けて...」午後8時の訪問者 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
電話が鳴る。 ベルが鳴る あれ?この人は確か?…や。 ドアを開けて...
電話が鳴る。
ベルが鳴る
あれ?この人は確か?…や。
ドアを開けても大丈夫なのか?…と。
また、終盤で彼女が窓を開け煙草を吸う。
窓越しには駐車している車。
ひょっとすると、車から誰かが出て来て何か起こるのではないか?等。
そんな不安感や緊張感が、画面から沸き起こって来る様だ、
特に今回はカメラが主人公である彼女の絶えず横に位置している。
前から撮り、彼女の顏のクローズアップを主体にするでなし。
『息子のまなざし』の様に、常に背後から撮る訳でもない。
彼女の横に位置し、彼女の横顔を多く撮る事で、さも観客をその場に居合わせる感覚を与え、観客の想像力をかきたてる。その事により半端ない緊張感を生んでいると言えようか。
(2017年4月12日 ヒューマントラストシネマ有楽町/シアター1)
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