「再現度の高さに脱帽」帝一の國 あるぱかさんの映画レビュー(感想・評価)
再現度の高さに脱帽
人気コミックを原作にしたとき、往々にして叫ばれるのが再現度の低さ。ですが本作は、なぜここまでドハマりしてるんだと思えるほど、濃いキャラクター陣が絶妙に再現されています。また、今をときめく若手の役者さんたちがそれぞれ大熱演。濃厚なギャグ要素をさらにもり立てています。
ただ、非常に惜しいのが118分で原作の要点をまとめるのに無理をしてしまったという点です。終盤を急ぎすぎるあまり、ありがちな学園青春モノ的な雰囲気に落とし込もうとしたのは、かなりもったいないと感じてしまいました。
もちろん、ひとつの実写映画としてみれば独特の世界観を持ったとても完成度の高い作品なので見応え充分です。
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