「【一日一日を愛する人と共に丁寧に生きる事の大切さに気付かされる。アダム・ドライヴァーの新たな魅力とゴルシフテ・ファラハニのエキゾチックで超絶な美しさに改めて魅入られた作品でもある。】」パターソン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【一日一日を愛する人と共に丁寧に生きる事の大切さに気付かされる。アダム・ドライヴァーの新たな魅力とゴルシフテ・ファラハニのエキゾチックで超絶な美しさに改めて魅入られた作品でもある。】
パターソン(アダム・ドライヴァー)は毎朝、判を押すように6時過ぎに起床。美しき奥さんローラ(ゴルシフテ・ファラハニ)は隣ですやすや眠っている。奥さんにキスをして、朝食を摂り、歩いて職場へ。
彼の仕事は、ニュージャージー州パターソン市のバス運転手。
運転しながら、街の風景を眺め、様々な乗客の会話を聞き、パターソンは秘密のノートに詩を綴る。
ローラと夕食を摂り、愛犬と散歩に出て、行きつけのバーで一杯だけビールを飲み帰宅。ローラと就寝。
<一見、変わり映えのしない生活が描かれるが、ジム・ジャームッシュ監督らしい描き方でしみじみと面白い。>
月曜日~日曜日までの毎日が、僅かな違いを挟みながら描かれる。
・双子(至るところで目にする・・)
・行きつけのバーでの痴話喧嘩
・カップケーキを作るローラ 土曜日に市場で売り、完売して喜ぶローラ。優しくローラを見つめるパターソン。
・届いたばかりのギターでパターソンに曲を弾くローラ。
・パターソンの秘密のノートが愛犬に粉々にされる・・。(動揺するパターソン・・)
・公園で日本人の詩人(永瀬正敏)に会い、会話を交わす。
そして、又月曜日を迎える・・。
<ジム・ジャームッシュ監督が描き出す、単調だが幸せな日常に魅入られる:休日の午後にお茶でも飲みながらゆっくりと観たいような作品。とても好きな佳品である。>
<2017年10月28日
車を一時間半走らせて、劇場にて鑑賞:セカンド上映。
久しぶりのジム・ジャームッシュ監督作品。
ゴルシフテ・ファラハニのエキゾチックな美しさとも併せて、良かったなあとしみじみと思った作品でもある。>
ゴルシフテさんは、プロフィールによるとイラン出身、ということはペルシャの人たちの血を引いている⁈……彼女こそアラビアンナイトのシェヘラザードに相応しい。そんな素敵な方でしたね。
この映画を教えていただき深謝‼️です。