「のんびり楽しむ年中行事。」カフェ・ソサエティ だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
のんびり楽しむ年中行事。
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年に一度のウディアレンです。
また、この季節が来ましたね、という感じ。
それ以上でも以下でもない出来でした。
ウディは一体あと何作新作を撮ってくれるのでしょうか。
その最後まで私も生きていたいなーという次第。
今回の主人公はジェシーアイゼンバーグです。
もっと昔の(アニーホールとかの)アレン演じる主人公ほど、
屈折してないです。
素直さのあるユダヤ系の青年の半生でした。
ロスにきて、クリステンスチュワート演じるヴォニ―に恋をして、
でもヴォニーは彼の叔父(スティーブカレル!)と不倫していて、
叔父を選び、ジェシー失恋。
傷心のジェシーはN.Yへ戻り、ナイトクラブを経営し始める。
そして、別のヴェロニカと出会い結婚。
そんな中で、ナイトクラブの仕事を世話してくれた、
ギャングの兄が投獄されたり、叔父と結婚して、かつては嫌っていた
ロスの映画人になってしまったヴォニーとチューしたり・・・
でもやっぱり一緒にならなくて正解だったねってお互いが、
遠く離れたところで思いましたとさ、という話ですね。
クリステンとジェシーが私的にはすっごくお似合いで大好きなので、
それだけで元は取れるというもの。
30年代のファッション、アレンっぽいユダヤ人家庭の食卓の
シニカルな笑いなど、楽しめました。
ま、会心作って訳ではないんですけど、
ほんと、一年に一度の愛すべきマンネリとでも言いましょうか。
そんな感じでした。
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