「人生は腹八分目ぐらいがちょうどいい」カフェ・ソサエティ とえさんの映画レビュー(感想・評価)
人生は腹八分目ぐらいがちょうどいい
NYでクラブを経営するボビーと彼にまつわる2人の女性ヴェロニカとかつて古き良きアメリカの社交場だったカフェの人間模様を描く人生コメディ
相変わらずウディ・アレンは人生のどんな側面も笑いにしてくれて楽しい
クラブ経営で成功するボビーだけど、昔の恋人ヴォニーに未練たらたら
ヴォニーもボビーのことが好きだけど、程よい距離を保ち続ける
そんなボビーを見て、人生って「ちょっと満たされない、腹八分目ぐらい」がちょうどいいんじゃないかなと思った
ボビーは仕事も成功して、キレイな奥さんもいる
彼の中で満たされなかったのは、昔の恋人ヴォニーだけ
だから、ヴォニーを追い続ける
もしも、ヴォニーと結婚していたら仕事で成功していなかったかもしれない
それは「ラ・ラ・ランド」にも通じるけど、やっぱり100%満たされた人生なんてなくて、みんなどこか足りない何かを求めて行きてるんだなと思った
そんなことを笑わせながら語ってしまうウディ・アレンってやっぱり素敵だよね
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