「ヴェロニカという哀愁」カフェ・ソサエティ TOKIESさんの映画レビュー(感想・評価)
ヴェロニカという哀愁
ハリウッドとNYのきらびやかな社交界を描く。ゆったりとしたテンポながら、最後まで引き込まれてゆく。ウディアレンの独自の世界観やアクが強いわけではないので、正統派のラブロマンスとして位置付けても良いほどだ。「ララランド」というコメントがあるが、ネタバレ以外の何物でもない。
ウディアレンも81歳を迎えたからか、今までの哲学とか信仰の描写と一線を画す。今を楽しく生きれば良いという結論ではなく、死後の世界に救いを求めるシーンが印象的である。人生の終着点に向かうと同時に、人生を回想しているようなノスタルジックな作品に仕上がっている。
若手のキャストたちの演技力は卓越しているが、ブレイク・ライブリーの存在感が薄いので、メインキャストだと思って観に行くと肩透かしを喰らう。
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