「グローバリズムが行く着く先」わたしは、ダニエル・ブレイク parsifal3745さんの映画レビュー(感想・評価)
グローバリズムが行く着く先
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自分は、この「わたしは、ダニエル・ブレイク」のような役所のシステム、弱者切り捨ての政策、貧富の差は、グローバリズムがもたらす物と思っている。国や地方自治体が、国民の生活を守るために行っていた国営事業を民営化し、大手の資本が入ってくると、当然、効率化、人件費切捨てへ舵を切り、対人のサービスではなく、十把一絡げのサービスにならざるを得ない。米国や英国は、グローバリズムの先鋒で最たる国。
グローバリズムが進めば進むほど、移民の増加、失業者の増加、効率化、マニュアル化が進み、労働者も入れ替え可能となって、非人間的な管理社会になっていく。
それでも、ダニエルは、オンライン申請と格闘し、シングルマザーのケイティと二人の子どものため力を尽くし、お互いに支えあって生きようとした。そんな人たちが、今、増えているのだろう。
誰でも、歳をとって就職ができなくなって収入がなくなれば同じような問題を抱える。核家族化、単身家族化、一人暮らしが多くなってきた日本でも同様、身につまされる。
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