おとなの事情のレビュー・感想・評価
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Alternative facts
月食の夜の、もうひとつの真実、ということでしょうか。 知りたいこと、知りたくないこと、知ってよかったこと、知らなければよかったこと。 見終わった後はなんとも複雑な気持ちに。
秘密は秘密のままにしま賞
その日の夜ごはんパーティに 仲間が招待され、 全員の正体が暴かれる、、、と。 ケータイはひとつの手段で、 人は皆何かしらの秘密を 抱えて生活してるよね。 夫婦生活の秘密は大切だなあと。 映画自体はふつうだった。 退屈しないぐらいに、 暴かれまくる秘密に 驚きはあったけど、 想像通りの内容だった。
絶対無理なゲーム。
きっと誰もが共感出来るワンシチュエーションドラマ。ただ、絶対こんなことしないけど。 そりゃ何十年も生きていたら秘密がない人なんて絶対いないし。それを人前でさらけ出すこともしない。 映画としてなんでもない携帯からこれだけ人間関係こじらせる会話連打の脚本がとにかく面白かった。 ラストも大人だなー、と。
どちらかというと嫌な類だけど…
どんだけ食ってるときに話してんだよ!とか、遊びにしても悪趣味だ!とか、話や設定は好きになれないけれど、非常に楽しんでしまった。 基本、笑い飛ばして終わり、そういう映画だと思うし、満席の劇場も笑いに包まれていた。 秘密を軸とした様々な愛情の駆け引きが、悔しいくらいに面白かった。 しかも、笑いの中にもLGBTへの偏見や人生の機微といったところもうまく感じさせるわけで、笑いだけではない何かを大いに感じた。 LGBT…そういう言葉を使って単に逃げているだけの自分をさらけ出されてしまった思い。でも、そうやって調和?共存?偽って!?生きて行くもんかなーなんて思いたくなる自分を受け入れることが出来るかどうかそれが問題だと思うほど重々しい作品ではないけれど、ちらちらと複雑な思いが去来してしまうところが実に巧みで、面白いけれど、やっぱ好きになれない。
ホラー!
ドキドキ、ハラハラで心臓に悪かったが、笑えるシーンも沢山あって面白かった。整形外科医のパパが初めての「大人」のデートについて思春期の娘にアドバイスするところは好きだ。姑と嫁、母と娘の関係は日本と近いなと思った。「最後のドンデン返し」はわかりやすいものではなかったので、かなり考えてしまった。色んな秘密が暴露されたが、何もなかったかのように元に戻ったのが「大人」の事情でもあるんだろう、 と思ったけれど、その後、何度も見て、パラレルワールドか~!とやっとわかった。皆が帰った後の、二人の会話がキモでした!
この映画を観て全く心当たりの無い人っている?
『健全な人間関係を保つためには、知らないでいた方がいいことがある』という、たぶん誰でも本質的、あるいは直感的にわかっていることを改めて教えてくれる大人の為の道徳講座。 倫理や正義に捉われすぎると、事実はすべて明白にすべきだ、と一方向に流れてしまうことがあるが、知ってしまったことで取り返しのつかない程、人が傷付いてしまうこともある。 客観的には赦せないような事実があったとしても、一方の当事者が知ってしまったら自殺でもしかねないようなことであれば知らせないままにしておく、という選択肢もあるわけで、そのような状況に出くわした時に、倫理観と現実に起こり得る事態(への想像力)との兼ね合いの中で『オトナ』としての判断が出来るのか、ということを問われている、実は観た人の器も試される映画かもしれません。 この映画を見て全く心当たりのない人がいたら、奇跡だよなぁ。
おもしろいの裏側に
携帯の着信音が鳴るたびに登場人物たちの裏の本性が次々と明らかになり、翻弄されていく7人の群像劇はとても観ていて滑稽で面白かったのですが、それと同時に人の本性が詰まってる携帯に一種の恐怖心を抱きました…
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