おとなの事情のレビュー・感想・評価
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おとなのエンディング
日本版がイマイチだったので、Amazon Prime でオリジナル版を鑑賞。断然こっちが面白し、大人なら納得できるエンディングでとても良かった。
携帯電話をオープンにするゲームへの成り行きが自然で、全然違和感がない。ゲームが始まってからのテンポもいいし、日本版みたいに無理あり感のある展開もない。
一番よかったのは、整形外科の父から一人娘に送った言葉。自分も一人娘がいるからとてもグッときた。
ラストも大人だったら、こうあって欲しいと思うようなところに着地。オリジナルはとてもステキな作品。
思わずニヤッとしてしまう緊迫感
シンプルに設定が好き。
それぞれ爆弾を抱えながらユーモアも交えつつ和やかなホームパーティーを進めていくも、
携帯の通知音の鶴の一声で、押し黙り緊迫が走るのが堪らない。
個性豊かなメンバーそれぞれを実力派俳優が演じており、絶妙かつリアルな間が見どころ。
最後のまとめ方は、本当にそれでいいのかと納得できず少し肩透かしを食らってしまったが、映画として観る分には感動できるかもしれない。
もちろん男側にも非があることことがあるのも分かるが、口論になった時、年齢や職種に関係なく、女性に言い負かされ黙ってしまうのも男の悲しき性か。。
ここもリアルであった。
コメディ…だと?!
皆の秘密を暴くようなゲームが提案されて、皆は後ろめたいことがありつつも潔白を表明するためにゲームに乗ることに。
どんどんと都合の悪いメールやメッセージが届き、友情の会食は混沌を極めていく…
イタリア人的には(?)コレがコメディなのか?
それとも人の不幸を楽しむ系の映画はコメディに分類されるのか?
そんなカテゴリにびっくりするほどの泥沼劇。
ケイタイ交換の工作をしたあたりまでは多少はニヤニヤできたんだけども…
相応の報いを用意してくれるとカタルシスを得られてスッキリできたんだけど…
アナタは誰が一番最悪だと思う?
大体の人はゲーム提案者をワーストに選ぶんじゃないかな?
映画だから出来過ぎでいいのだ。
おもしろ〜い。冒頭の紹介シーンはテンポよく、え、奥さん何してんの?!とか難しいお年頃だよね〜とか、人物の印象づけもさりげなくうまい。あとは繰り出されるネタに翻弄されっぱなし。脚本の勝利。
娘との会話はとてもいい。
ラストは唐突すぎる気はするが、この終わり方自体はよかった。誰にでも秘密はある。でしょ?
秘密は暴くものではない
日本でリメイクされるということで鑑賞。
いい意味で騙された。もっと三谷幸喜の映画みたいなドッタンバッタン喜劇かと思ってました。
ラストはゲームをしなかったパラレルワールドってことで良いのかな。そっちは秘密はあってもみんな幸せだけれどみんな変わらず友人の妻と不倫したりクズ行為を続ける。どっちの方が良いのかと考えさせられました。
人間には大なり小なり秘密はある。それを暴くなんて礼儀知らずなのかな。僕はあまり余韻に浸るということがありませんがこの作品は別。しっかり余韻に浸った。
最高の映画でした。日本のリメイク版にも期待。なんか感動風な予告にしてないのも良いですね。
怖い
いやー、怖いわ。
こんなゲームするもんじゃないね。
仮に俺に何もやましいことがなくても、知りたくもないことはあるもんね。
墓まで持ってけ。
それにしてもみんな隠し事多い。
よくまあこんな抱えてて、にこやかに飯食って、しゃべってられるな。
ちょっとしたことで、ほんとに壊れてしまう。
でも最後残念だったのは、俺たちには抱えてる裏面を全てさらけ出したのに、本人達は何も変わってないんだもんな。
本当はさらけ出して真っ白になりたいんじゃなかろうか?
月蝕の夜の不思議なファンタジーだった。
スマホ信仰をスタイリッシュに警告。こわ。
1.【スマホの襲来】
知人が、
奥さんのスマホを勝手にいじったんですよ、
「そういえば俺の出勤中に嫁はどこで何をしてるんだろうなー」って素朴な好奇心だったようですが、
インターのそばのホテル街で日々点滅するGPS 星印☆”にガックリ肩をおとす彼をみんなで励ましたものです。
「ローソンでアルバイトしてるんだよ」
「きっとそうだよ」
「ホテルのシーツ交換とか清掃じゃね?」
墓穴です。(笑)
もはや「スマホ絶対」の世界です。
情報過多で、もはや携帯するのは電話ではなく情報=人そのもの。
それもプライベートな個人のあれこれがこの小さな端末に満載。
そして、もはや覚え切れない「口座番号」や「パスワード」の数々まで、だんだん面倒臭くなってきて、当初の警戒感も何処へやら、スマホに全部託してしまうところまで僕は堕落しちゃいましたし。
・・最早もはや もはや!スマホは自分の片割れ。僕の脳の分身なのです。
映画のキーになるのは、このスマホでした。
IT に翻弄される人間を描いた作品は目白押しですが、今回はなんとかスマホの侵略を押し戻して、我ら人間様のグダグダで陣地奪還を計りたい。竹槍部隊の肉弾戦であろうともIT軍の鼻を明かしてやりたい、
そう思わされる本作品でしたね。
ブラックコメディとして見事なシナリオ構成です。ラストのどんでん返し+ピアス余韻も大したものです。
ワインと陽光とamoreだけの“能天気”な国かと思っていたら違いましたね。
イタリアでもスマホへの危機感がここまで来ているかと、ちょっと残念な感慨でした。
2.【人間讃歌】
そして
もうひとつのテーマは
夫婦や、男女のありかた。義母や年頃の娘との付き合い、そして言葉にして話し合うことの大切さ。
これを終始教えられたのは、僕だけではないでしょう。
でもハラハラしどうしで心臓には悪い。
声を出して繰り返し笑ったけれど場の雰囲気はとことん下がるし。
金髪のビアンカはKY 発言乱発の問題児。
でもそれでもみんなで喋るしゃべる!
・娘ソフィアへの父親のアドバイスにはグッときました。
・大人になってもここまで親友に関心を持ち続けるホームパーティーへの羨望。
・今夜カミングアウトしたのは俺じゃなくて君らだ
というぺッぺの捨て台詞も刺さる。でもトイレ立て籠りのビアンカを救ったのはペッぺ。
シリアルキラー、職業病カウンセラーの“破壊願望”も痛いほどよくわかります。露悪趣味のこのゲームの発案者ね。隠したい自分と、晒したい⇒叱責されたい自分と両面あったんだろうなぁ。
そして月食を眺める老夫婦のシルエットに我に返り、パーティーは散会でしたね。
3.【結局】
課題は何も解決していないし、帰宅しても時限爆弾はそのままかもしれない。
でも人間の創造力や愛、回復力と未来を信じて、パートナーと、そして友だちと、気詰まりになることも怖がらずに、改めて向き合うチャンスを与えてくれる・・
そんな “光った映画”だったと思います。
みんながお互いにたくさんの事を学んだんですよ。
映画は、人生の先生です。
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女はすべてを明かしてはいけません
(デビ・スカルノ)
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会話劇でオススメは
同じくスマホがキーになるアメリカ版喜劇
「おとなのけんか」。
こちらは二組の夫婦の丁々発止。ケイト・ウィンスレットvs. ジョディー・フォスター。
ラストが…なるほどね
食卓を囲んだ会話劇が好きで期待して観た。
タイトル通り、このシチュエーションの想像通り皆の秘密が明らかになっていく。
おもしろかった。
特に、携帯を交換したことによりもしも自分がゲイだと公表したら友人達がこんな風になるのだと客観的にペッペに体験させるところ。そして、ゲームをやろうと言い出した思春期の娘に厳しい精神科医のエヴァが友人であり夫の親友の1人と浮気をしているという設定。
月食の夜に集まり、月をみながら「ふたつにみえる」と言っていた。それでこのラストかぁ…結局ゲームはやらなかったのだ。もしもこのゲームをしてたなら…というもうひとつの食事会を見せられていた。
ゲームをやらず、秘密もバレないまま皆んな食事を楽しんでそれぞれ帰って行く。
言わなくてもいいことや秘密のままでもいいこともある。(彼らの秘密のうちの何個かは言わなきゃマズいのもあったけど)
一皮剥けば。。。
ずっと見たかった。
そもそもなんで携帯を見せ合うようなゲームをしたのか。
一見幸せそうに見える3つのカップルと相手を連れてこなかった一人の晩餐の話。
携帯を通して小さな秘密が一つ一つ暴かれる。
初めは余興でどんどん修羅の様相に。
秘密は秘密にままにした方がいいって事なのか。
そもそも秘密を共有する必要性もよくわからないけど。
人の関係は一見しただけじゃわからないってことだよね。
イタリアの映画でみ初めてびっくり。
アメリカだと思ってた。。
あまり観慣れないイタリア映画
カメラワークが独特で、ワンシチュエーションで起こる細やか(?)な悲喜交々を主観的にも客観的にも映しており洗練された三谷幸喜といった感じ。最後のオチは鮮やかね!前半のシーンの切り替えのスピーディーさが活きていたと思います。素晴らしい。
人の秘密って...
遊び半分でやったけど、結局修羅場になる。
秘密を守るために嘘ついて、結局いい事無し。
一番正直でいる事がいいけど、やっぱり秘密は秘密のままが一番かも。
あのまま終わっているのも本当の姿だったかも
ブラックボックス、開けちゃったよ
「スマホは生活のすべてを記録している、ブラックボックス」。
このセリフがやけに心に刺さる、ワンシチュエーションな話。
登場人物が7人+α。なのでわかりやすく、余計な場面展開もない。
名作「12人の怒れる男」を彷彿させる密室劇、と言ったところかな。
料理を持ち合って月食を観察する、ホームパーティー。最初は楽しい会話が続いていたのに。
話の流れから「じゃあ誰も秘密はないよね」と、スマホを机の上に置くゲームになり。
ロックはしてあっても、画面に出てくる通知。電話の相手の名前が「スティーブ・ジョブス」って誰よ?といった笑える話もあったのですが。
月食をバックに記念撮影しようとしたら、スマホにセクシーなメッセージが届いたのが場が悪かった。
夫婦3組と恋人が熱でこれなかった1人。自分のパートナーに届くメッセージや電話の相手が、「誰それ?私知らないわよ」となり。
疑心暗鬼のもやもや雲が、今にも雷を落としそうなほど膨らんでいくのが、コワイー!。
途中「やばいメッセージが10時に来る。同じ機種だから、スマホ今だけ交換して」という男がいたから、余計話がややこしくなっていくのが。火に油状態。
着信音の「カエルの鳴き声」や、グロリア・ゲイナーの「 I Will Survive」が空しく響き渡ってました←ツボ。
そして気づきます。熱でこれなかった恋人って、どんな人?!。もう人間の心のどす黒い所を見てしまった気がします。
迎えたラストは、なるほどそう終わるかと納得できたので。
だれることなく見れた5点です。
さすがイタリア。脚本が素晴らしい。台詞だけでグッとくるシーンがたく...
さすがイタリア。脚本が素晴らしい。台詞だけでグッとくるシーンがたくさん。
案の定いろいろバレていくのだけど、バレかたとその後の展開が、大変おとな。素人の予想なんて余裕で超えてくれました。
おもしろかったー。
ラストもまた憎いねえー。
めっちゃ面白かったですけど!?
あまり期待しないで観ました
なんとなく「インビテーション」を連想してりして。
そしたらその分めちゃくちゃ楽しめました!!
ただね、怖いよ…
何が怖いって、現実に起こりうることだから。ラスト5分が流れる前までは、このゲームめちゃやりたいんだけど!と思ってたんですが、、、なにが正解なのかわかんなくなってきましたね。秘密を言ったほうが今後幸せ(ある程度スッキリするので)なのか、言わずに安定をとるのか、、、。そもそも秘密を抱えた時点で破滅が見えるのか…
構成もすごく良かったですよね。同性愛とか性癖とかへの踏み込み方もリアルだけど下品じゃないし。でもきちんと根っこに踏み込んでたし。伏線とかも張り巡らされてて、よく出来てるな〜と最後まで見てから思います。ちゃんと笑えるしね。
各キャラ振り返ってみると、、
まず整形外科医の夫
いちばんまともに見えたんですけどどうでしょう。彼には内緒でカウンセリング通ってたっていう秘密が、まさかの携帯関係なくバラされちゃうんですけど、あんまり害はなかったですね。
その妻のカウンセラー
この人実はいちばん悪いんじゃないかと。ゲーム提案した張本人なんですけど、なんにもバレてないんすよ。‘夫の幼馴染と浮気’っていうまあ最低な事してるんですけど、視聴者しか気づかない。もしかしたら夫は気づいてるのかもしれないけど、皆んなにはバレてないんです。しかもあんな泣いて、本気の恋だったのか??
次にノーパンの妻
愛のない夫に嫌気がさして、ついついノーパン。飲酒運転で人殺しといてノーパンて。ヒステリー起こすしこの人もちょっとおかしいです。
その夫である弁護士
ダサかったっすね〜。メッセージの相手を隠そうとしたら、ゲイと疑われると。この流れがすごく上手くできてた!ペッペは客観的にゲイが軽蔑されてくのを見ることになるんですよね〜
浮気男とその若い妻
こいつは絶対なんかあると思ったってやつです。案の定でしたね。最悪のタイミングだったなー。
この若い妻の方も、自撮りしてたらメッセージ届くんですけど、その時のそいつへのイメージのガタ落ちといったら凄かった。ちょっとした悪い事であんなにも見方変わっちゃうもんなんすね〜。誤解が解けると、またただの可愛い奥さんに戻るんですけどね
ペッペ。
彼もキツかっただろうなあ。ただのいい人です。ほんとに彼氏を紹介しなくて良かった。
ラストシーンもあっぱれで、「もしゲームしなかったら」の世界なんですけど(そもそもゲームしたのが幻?)ノーパン女が寒いって言ったリ、明日のサッカーないみたいと嘘ついたり。劇中の小ネタが効いてくる感じがたまらなかったですねー。
イタリア映画、たぶん初めて観たけど、すさまじく人間を描いてたなあ。ペッペっていう名前普通なのかな?すごいよね。
密室劇とか、大勢いる食事でのいやーな雰囲気とかが大好物なので大好きな一本です
おとなの脚本
確かにスマホはブラックボックスである。どうせドロドロになるだけじゃん。それを人前にさらけ出すなんて、なんて見え透いた脚本なんだと思ったらとんでもない、よくできた、いっけん、コメディにもなりえるような、三谷脚本ではないかと思うような、素晴らしい内容でした。ラストは色々思う所はあるけれど、離婚とか、ハードル高いし体力いるし、あれもありかなと思いました。
18年3本目。 イタリア産ワンシチュエーションコメディ【おとなの事...
18年3本目。
イタリア産ワンシチュエーションコメディ【おとなの事情】観た。夫婦友達とひとりの男(パートナーは病欠)のディナーのあいだスマホを見せ合い電話やメッセージを共有するゲームを開始。秘密なんて何も無いよ~;と言うも皆にそれぞれ色々と怪しい連絡が入る。果たして秘密なんて何もないのか???
パートナーや友人への内緒が多すぎるのも怪しいが、なんでも開けっぴろげにするのが必ずしも良いというもんじゃないし、プライバシーは大事にするべき。それにしてもこの作品にはクズな登場人物が多くていらいらさせられる。でもそれがリアルなんだろう、自分のことは棚に上げて〜て言葉がが似合う作品
知らぬが仏。さて知ってしまったならどうする。
3夫婦とひとりのホームパーティ中。この間のスマホは真っ裸、すべてを共有するゲームをきっかけに、夫婦や友人間にさまざまな疑惑が巻き起こっていく様を描く。
ひとつのシチュエーションの中でこんなにもいろいろ起こりますか!と言いたくなるブラックコメディ。
新婚夫婦に反抗期の娘。倦怠期。ぱっと見でわかる悩みは可愛いものであれやこれやとおとなのヒミツがこぼれおちます。面白かった。
「将来、思い出した時に笑顔になれると思うなら行きなさい。でもそう思えないなら、やめなさい」父として、男としてぐっとくるフレーズもあり家族である前に「人と人」が向かい合うのに大切なことが見える作品でした。
…エヴァ…ずるいですよ。She is a Serial killer!
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