「知らぬが仏、恐怖の晩餐会。」おとなの事情 Tetさんの映画レビュー(感想・評価)
知らぬが仏、恐怖の晩餐会。
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成る程、ほぼワンシチュエーションの凝った会話の心理劇。
イタリア映画ってほとんど観た事無いから、こんな感じの映画も作るんだ、と。
生きてればそりゃありますよね、人に言えない・言いたくない・言い出せない秘密の一つや二つや三つや四つ。
理解できます。
それでもコジモとエヴァはホントにクズでしたねー。
ロッコの、父親としては複雑な気持ちなのに、娘の気持ちと成長を尊重しつつ、自分の気持ちも交えたアドバイス。最高でした。
そんなロッコに何が不満でコジモと浮気してたんだエヴァは?
その辺が劇中自分には読みとれなかったな。
それこそおとなの事情ってやつ?
自分もおとななんだけどなぁ。
向かいのマンションで老夫婦が仲良く月蝕を見ているシーン。
あんな夫婦生活な理想ですよね。
でも、あの夫婦にも裏では色々あったんだろうな。
この映画観ると素直になれない…。
陰と陽、表と裏を月蝕と絡めて、陽と表のままの現実は進んでいるってオチの解釈で良いのかな?
知るは修羅場、知らぬは暗鬼。
深いなー。
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