ハクソー・リッジのレビュー・感想・評価
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「もう一人助けさせてくれ」
・戦闘シーン肉薄感すごい
・「もう一人助けさせて」の言葉の力は強い。
・使命のために体を使うこと。
・奥さんとのなれそめがキザ
・奥さん美人
・こういうラブストーリーは美女だと力が宿る
・帰らなけれないけない動機づけがつよく、美女を潜在的にみたいと思うから観客が共感する
・沖縄決戦みなければ
・日本兵の描き方が丁寧
・自分の意志ではどうにもならないものがある。
・行動や願望は自分で決められる。
・父親像が切なくて素晴らしい。
・子は父が憎らしくて愛してもいる。
・だから銃を持てない。この動機が温かい。
事実は小説よりも奇なり
勇敢さとは
さすがに見ごたえバツグン。戦争映画の新たな金字塔だと思う。
んでも個人的に一番好きなのはやっぱり「フューリー」かな。
本作は戦闘シーンの生々しさやメッセージ性で「プライベート・ライアン」を超えた。
さて主演のガーフィールドは、本作と「沈黙」でけっこう似た役柄というか、
似たテーマを表現したわけですよ。信仰とか、信念とか、戦いとか受難とか。
どうしても「沈黙」との比較になっちゃうけど、
本作で焦点になっていたのは「勇敢さ」なのかな、と。
もちろんそれは銃を持って戦うことではなくって、
信念を持ち続ける強さというか、ある意味でその信念に殉じるというか。
まぁはっきり言っちゃえばワガママにもなりかねないんだけど、
そこら辺をうまく「勇敢さ」ってところに着地させてたと思う。
あとは全編を通して明確な反戦メッセージがあること。
日本兵・アメリカ兵のどちらも同じ人間で、同じく恐怖に怯えてる様子を明確にしてて
やみくもに日本を悪者にしてないのも好感がもてた。
メル・ギブソン監督、いいね。
戦争映画の新たな視点
主人公のドズは身体能力が高くも、武器を持たない主義を掲げ、衛生兵として戦場で命を救う闘いに身を投じるーーー
そこまでは予告やあらすじで想像できていたが、ハクソー・リッジ沖縄の戦地の名称だったとは、、
これは一般教養だっただろうか?
その前提知識もなく鑑賞して途中で沖縄戦と知り、日本人であれば当然その後の戦果を知っているわけで、ドズが助けるほどに日本は劣勢になるだろうが、助かる命を助けることに罪はない。
ドズを責めづらいが、安易に称賛もできない。
沖縄侵攻の悲惨さを考えるとそれを助長したドズはアメリカのヒーローであっても、日本人から見たら悪魔かもしれない。
日本人だけにはこの映画を別の視点から見ることができるだろう。
戦争という題材の複雑さを存分に感じられる作品として是非一回は見ることをオススメする。
実話だけど描かれるのは信仰
正義も悪もないよ
英雄とは
映画上映中に観に行こうとしたけど、なかなかご縁がなかった映画。
理由がわかった。
この映像を大画面で連続してみるのはかなりきつい。
きっと私には無理、ということでご縁がなかったのね。
今回、北海道移動中にAmazonプライムで鑑賞しましたが、休み休み観てなんとかなりました。
それほど戦場がリアルで血生臭い。
これが実話か、と恐ろしかったです。
まぁ、現実はもっと酷かったことでしょう。
英雄になりたくて英雄になれる人と、真の英雄はここに眠っている人達、と言ってしまえる英雄の違いは何だろう。
キャプテンアメリカが思い浮かんだけどある種キャプの実写版?
思想が超越しすぎてました。
信仰なのか信念なのか謙虚さなのか、何が、はとても難しいですが、とにかく、とんでもないことをやってのけたすごい人、というのはわかりました。
何よりすごいのは、あの戦火をくぐり抜け生きている、ということだと思います。
沖縄以外にもレイテやらで先に手柄を立てていたと記事でよみました。
映画中、私は何度も兵士に身を置き換えてましたが、いつもすぐに撃たれてました。
勇敢に戦って生き残った、それだけですごいことなんだと、この映像を観て思いました。
【良心的兵役拒否者の、命を懸けて任務を遂行する姿に慟哭を禁じ得なかった作品】
壮絶極まりない沖縄戦の中でも史実に残る”前田高地=ハクソーリッジ:高さ150Mの絶壁”の攻防を”これ、「プラーベート・ライアン」級じゃないか”と思わせる程の白兵戦の激烈さ、生々しさで描き出す。
砲撃音が炸裂する凄まじさ、吹き飛ばされる兵士達の腕、足、身体・・。その中をデズモンド・ドス(アンドリュー・ガーフィールド)は敵味方関係なく、躊躇いなく救い出す。
”良心的兵役拒否者”として、当初侮蔑の視線を浴びせられていたドスが何度も何度も”ハクソーリッジ”を登り、自軍が撤退した後も戦場に残り且つて自分を侮蔑した上官を含め75名を救出する姿には敬服するしかない。
彼が負傷した兵士達の元に駆け寄り”俺が家に帰してやる”と声掛けし、砲弾が行き交う中、負傷兵を背負いハクソーリッジの崖淵まで何度も何度も往復する姿に次第に感嘆の目を向ける米国兵士達・・・。
序盤のデズモンド・ドスが看護師ドロシー・シュッテ(テリーサ・パーマー)と恋に落ち結婚する姿や、自ら銃に触れない信念を貫く姿(軍法会議で信念を宣言する姿!)を見た後だけに、感動は高まるばかりである。
唯一残念だったのは(仕方がないのは充分承知しているが)、対峙する沖縄の日本兵の描写である。意を汲んだ感は感じられたが、哀しき悪役感が漂っており(無謀な攻撃の数々)もう一歩、日本サイドの背景も描かれていたらより心に残る作品になっていたのではと思う。
<良心的兵役拒否者の、武器を一切持たず傷ついた兵士達を延々と救出する姿に強烈な反戦思想を感じた作品>
<2017年6月24日 劇場にて鑑賞>
沖縄の死闘
=ニッポン
この主人公が勇敢で素晴らしい行動をしたという点には異論はまったくなく、むしろ感心し感動した。
ただ、この映画のキモである主人公の主義というか信念にはクエスチョンがついた。自分だけ戒律を破らなければそれでいいのか。自分の主義を他人に押し付けない、だから戦争も否定しない。戦争で負ければ大事な人の命も守れない、だから戦争は否定しない。ただ、自分以外の人に戒律破りを押し付け、自分だけ戒律を守るのはエゴではないのか。このキモの部分に疑問があるとすっきり感動はしずらいのであった。
レビューを書くために主人公の信念について考えていくうち、あこれ=ニッポンだなと思った。9条があるから戦争には参加できないけど、後方支援なら出来ます頑張ります。そう考えると、この映画は議論を深めるのにも、日本の立場を説明するにも役にたちそうだ。
なぜ銃を持てない人間が軍に居られたのか?
事実に勝るフィクションはない
75人もの負傷兵を救った衛生兵の存在、それも良心的兵役拒否者(厳密には違う 以下C.O[Conscientious Objector]と略す)がというストーリーは真実であるからこそ心に重くのしかかる
しかしながら名誉勲章を授与された方に対して大変失礼ではあるが、映画内での演出はそ伝説がかえってフィクションに感じさせてしまった
私が心を打たれたのは寧ろ「武器を持てない人間がなぜ軍隊に入れたのか?」という過程である
WW1に従軍し戦後はPTSDに苦しんだ父親という存在が主人公との対比として巧みに描かれている
入隊後「武器を持たない」というドスの信念は予想通り受け入れられず、"フルメタルジャケット"並みの洗礼を受けた
それでもドスは挫けない
彼の愛国心がC.Oという異質な自身を保ち続けていた
そして、その「愛国心」こそが本作のキーだった
我が国では愛国心は戦争に駆り立てる道具として用いられたが、本作では「愛国心」≠国家の消費財
=アメリカの価値観を守ること
として明確に定義されていた
そしてアメリカの価値観とは「自由」
--多様な考えや宗教の存在を守る 多様性を尊重する--
この国民的価値観が根底としてあり、尚且つ合衆国憲法でそれが保障されていたからこそデズモンド・T・ドスという存在が成立したと思い知らされた
物語のハイライトだと感じた軍法会議のシーンにおいて私はドスの父親の台詞に激しく胸を打たれた
確かに彼は戦争の消費材のような存在であったかもしれない、しかし決して彼は軍のために戦ったのではない
彼はアメリカの価値観を守るために戦った守護者なのだ
その軍服姿は本来のアイデンティティを取り戻したように映り、だからこそ規律厳しい軍組織に対してあそこまで物申すことができ、そして彼の独白は真の愛国者としてただただ美しかった
戦争映画であるが現在にも通じる「我々は何を守っているのか?」を問いかけた作品だった
メルギブソンらしい。
ほんとに身を呈して救いを与える人間を描くのが好きなんだなぁと。結局そうゆう人間に感動してしまうし。
沖縄戦だと民間の犠牲者の印象が強くて、アメリカ兵の犠牲者についてあまり考えたことがなかったので観てよかった。
日本の軍人の切腹に関しては無責任以外のなにものでもないと思うので、陥落としてわかりやすくても印象的に美化したような表現はよくない。
戦闘シーンが少し物足りない
教えを守り、仲間の兵達にリンチされながらも自分を貫く主人公の信仰心が素晴らしかった。
序盤は家族や恋人といった日常シーンが続き、
ガーフィールドの演技も相まって戦争映画を見ているような気分にならず海外ドラマを見ているようでした。
戦闘シーンは大量の日本軍兵士達と米兵が総当り戦のように入り交じって迫力がありましたが、アメリカ側のみに焦点が当てられ、日本側の将校や指揮官が出てこないのが疑問に思いました。ハリウッドだとしても他の映画では、敵側にも役割がきちんと描写されている映画を観てきた分、今回は物足りなさを感じました。
戦闘描写の時代考証はやはり重要ですね。
壮絶な戦地
自分を貫く、という勇気
第二次対戦中の沖縄、この上陸作戦が、日米双方においてどれ程重要だったかは、語るまでもないと思う。戦闘描写も最前線だけあって、もう血みどろの肉弾戦。前半はドラマが緩やかに展開されるから、その対比もすごい。
この激戦地に、人を殺せないアメリカ兵の主人公が配属される。それどころか人を助けたいという彼は、守るべき部隊の仲間たちからも疎外され、敵視される。けれど、自分を曲げることのない彼の意思の強さに、ただ感服するしかない。
当時の日本やドイツではまず許されない行動。プライベート・ライアンでも思ったけど、アメリカってこういうとこが全然違う。ちゃんと人道的。
敵兵を何人殺したとかでなく、助けて勲章、ってところに救いがある。
女性向けの戦争映画
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