「奇跡をおこす男」ハクソー・リッジ ko_itiさんの映画レビュー(感想・評価)
奇跡をおこす男
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神と対話できる人を預言者という。
預言者は奇跡をおこすことができる。何故なら奇跡は神がおこすもので、それができるのは神と対話できる人でないといけないから。
前半で「神と話なんてできない」と言っていたデズモンドが戦闘中での戦友の助けを呼ぶ声で “神の声”の御心を感じとったデズモンドがおこす行動は奇跡そのものだ。そう彼は奇跡をおこしたのだ。そして預言者となった。
だから後半の戦友達のデズモンドに対する見方が変化したとき、つまり皆が預言者として認めたとき怒涛の強さを発揮するのは当然のことだ。預言者に導かれたもの達は強いのだから。
こうして最後に光という “神の祝福”を受けるデズモンドは宗教的な人間になった。少なくともこの映画ではそうなっている。
沖縄戦という史実を題材にしながらも監督のメル・ギブソンは実はデズモンドを「理想的な信仰者」として描いてるのがこの映画だ。
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