ライク・ア・キラー 妻を殺したかった男のレビュー・感想・評価
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ストーリーに深みがない。原作の問題かも?
主演のパトリックウィルソンは最近どこかで見たなと思って調べたらミッドウェイだった。2016年の作品だが、原作は1950年代にパトリック・ハイスミスによって書かれ、映画は1960年代を舞台にしている。色々設定を変えれば現代版に出来たような気もするが、パトリックウィルソン始め昔風の顔の役者を揃えているので違和感は無い。話は単純で、ストーリーも浅い。短いので苦痛ではないが。
久し振りに観た、これぞサスペンス映画!
特に、物凄い展開がある訳でもなく
どちらかというと淡々としていたけど、それでOkay。
主人公のパトリック・ウィルソン演じるウォルターの二転三転する供述や、しつこい殺人課の刑事、本屋の向かいの店で働く若い男の子、など 何がどうなるのか興味津々だった。
パトリック・ウィルソンは、感情を余り表に出さない抑えた演技でありながら、時折見せる狂気の表情が、ウォルターの裏の顔を想像させる。
エディ・マーサン演じる本屋の主人も、なかなか怖すぎたw
結局…ウォルターが、ある種の完全犯罪の為に本屋の主人を利用し、わざと供述を二転三転させたのだろうと想像できる。
「私は小説家です」というセリフからも、それらを読み取ることができる。
最後のウォルターの笑顔が「俺の勝ちだ」と言わんばかりで、全てを物語っていた。
ヒッチコックの映画を観てるみたいな印象を受けた。
なので、結構好きな作品です。
これぞ至極のサスペンス。疑惑の事件の真相とは。
【賛否両論チェック】
賛:同時期に起きた2つの事件の真相が見えそうで見えず、次第に明らかになる真実に驚かされる。推理小説の王道的な展開が魅力。
否:似たようなシーンが多いので、推理小説等が好きでないと、退屈してしまうかも。
精神的に不安定な妻に対し、殺意を覚えたウォルターと、結果として命を落とした妻・クララ。そして同じような状況下で妻が殺害された男・キンメルの事件。本作で核となるのは、この2つの事件において、「本当に夫が殺したのか?」という点です。二転三転する推理や供述の果てに辿り着く真実は、さながら推理小説のようで、納得です。
難点を挙げるとすると、どうしても似たようなシーンや展開が続くので、推理モノとかが好きでないと、あまり興味を惹かれないかも知れません。
何はともあれ、まさに本格的なサスペンスの王道を行く作品です。
2つの遺体
上手いこと視点をずらしているものの、冷静に考えたら最初から疑われなければ良い話だし、これで終わりとするには短絡的だよね。
とは言え、なるほどねと思わせてくれたからまあ良いかな。
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