スターリングラード大進撃 ヒトラーの蒼き野望のレビュー・感想・評価
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スターリングラードの戦いにおけるあり得ない友情を描いたお話。 こう...
スターリングラードの戦いにおけるあり得ない友情を描いたお話。
こう言った事は沢山あった。味方による銃殺と言う行為がてある。
それを肯定する事で、ソ連に対するナショナリズムとその非常さを描いている訳だが、これでは戦いの無惨さには繋がらない。
手塚治虫先生の漫画に『クレーター』と言う短編集があって、その1篇に
『墜落機』と言うお話がある。
また
『瀬降り物語』と言う話から『サンカ』と言う民族がかつていた事をしり、戦争が始まったら『サンカ』になると決めて、四国の石槌山へ下見しに行った事がある。愛読書は新田次郎先生の『孤高の人』である。
共通する事は戦争があったら逃げるである。
従って、この映画には全く共感出来ない。
映画タイトルと主題がずれている。
タイトルからヒトラーも登場する独ソの戦争映画と思って見たが、戦争を背景にした友情の物語であった。階級も民族も立場も異なる二人の物語。これはこれで、悪く無いのかもしれないが、2015年のロシア映画ということもあり、作者の意図するところは良く分からなかった。多民族国家でもあるロシアにおける多民族連帯の重要性を、静かに訴えてるのだろうか?まあ、ロシアとしては歴史的偉業となる様な戦いということだろうが、国威的な要素が皆無なことには好感が持てた。
すぐに失われてしまう儚い友情…。
戦争がメインではあるものの、ヒューマン要素が強い映画。
敵の攻撃を受け、作戦失敗となってしまった中尉。
その責任として銃殺刑の命令を受けた彼は、刑執行の判断をつけるために本部への旅に出ることに。
衛生兵の優しそうな男をお供に、旅に出る2人。
初めはぎこちない雰囲気でしたが徐々に打ち解けて行く姿は見ていて心を和ませます。
しかし、戦争とは戦いの場。
2人の関係があっという間に終わってしまった呆気なさは、ある意味リアルに感じました。
戦争とはこんなにも簡単に、2人の絆を失わせる強さを秘めているのですね…。
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