「面白くはない」不能犯 イケメンイケメンさんの映画レビュー(感想・評価)
面白くはない
マインドコントロールで人を死に追いやる宇相吹という人物を軸に、殺しの依頼をする人物の顛末や、宇相吹の逮捕に尽力する警察の物語。
設定は面白いのだが、観る側が期待する「警察が不能犯である宇相吹をいかに有罪に導くか」の部分はほぼ描かれていない。
たまたま有罪にするチャンスが訪れるが、あくまで冤罪であり、不能犯の立証ではない。
また「殺意の純粋さが不足すると依頼主も不幸になる」という概念が登場するが、何が基準になっているか分からないし、純粋な殺意だろうという依頼でも結局不幸になるようだ。
最後の展開は宇相吹がダークヒーロー的な活躍をして終わるという、なんとも期待の外にある結末だった。
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