「中途半端で良さが伝わりません。」不能犯 嶋村吉洋さんの映画レビュー(感想・評価)
中途半端で良さが伝わりません。
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うーん、、、正直な感想は、表現不足過ぎでつまらないです。
後で、原作があることがわかったのですが、
ファンの間でも評価が低い様ですね。
残念だったのは、監督が
映画で伝えたいメッセージと映像から来るものが
アンマッチしてしまっています。
映画から観た私としては
映画のテーマは『人間が抱える闇と希望』とわかります。
ですが、ファンでない方がみると
先ず、なぜ宇相吹(うそぶき):松坂が、人を殺せるのかわかりません。
特殊な能力を持っているのか、同じ人間の中、何か勉強などをして暗示をかけれるのか
解決せず終わります。
そして、刑事の多田:沢尻が、なぜ暗示にかからないのかも不明です。
そのため、ストーリーが進むにつれ、宇相吹は自分の能力に苦しみ、実は殺して欲しいのか、
ゲーム感覚で、自分が死ぬか、相手を殺していくのか。。
希望を信じる多田に自分を殺させ、希望はないことを証明したいのか
わかりません。。。
今回、不能犯というタイトルは、漫画ならマッチしているのかもしれませんが
結局は、不能犯であることは正直重要でなく、残念なのが最後は宇相吹を止めることでなく
希望を描くために創られたストーリーの相手を解決することで、誰かの闇が人助けに
なってしまっています。
悪魔って、実はもともと天使だったんだよ!
のセリフが今回の光と闇を表現しております。
映画という短い尺でなければ、また違ったのかもしれませんが
伏線回収というよりも、全てが中途半端すぎて、映画はお勧めできないのが
辛口コメントして残させていただきます。
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