劇場公開日 2018年2月1日

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「松坂桃李の宇相吹を見るためだけの作品」不能犯 azuminaさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5松坂桃李の宇相吹を見るためだけの作品

2018年2月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

原作既読です。
元がマンガなので細かいツッコミどころは指摘しませんが(宇相吹がなぜマインドコントロールできるのか等)
映画としての盛り上がりがなく106分という短めの上映時間にも関わらず退屈で何度も時計を見ました。
ラストも何が言いたいのかさっぱりわかりません。
まだ完結していない原作をまとめるだけの脚本力がなかったのが、この作品を薄っぺらいものにしてしまった原因だと思います。

松坂桃李は宇相吹そのもの。歩き方、話し方、あの気持ち悪い笑い方、雰囲気やしぐさ、声のトーン、本人が原作に寄せたと言っていた通りビジュアル含め演技も完璧だったと思います。松坂さんはこういう闇堕ちしたような体温を感じさせない人間離れした役がとても上手いです。

間宮祥太朗は良かった。期待を裏切らない。彼はこういう役がハマりますね。

沢尻エリカが役に合っていない。正義感の強い女刑事?大げさにセリフを言っているだけで何も伝わってきません。あのセリフ回しはどうにかならなかったのでしょうか。キレイに見せたいのはわかりますがもう少しナチュラルメイクで役作りできなかったのかと非常に残念です。

矢田亜希子のシーン、笑うところではないのに演技が浮きまくっていて失笑してしまいました。

最初に出てきた夫婦の妻役もひどかった。全体的に女優陣の演技が学芸会レベルです。

松坂さんの宇相吹を見るためと割り切って見るならサービスデーにどうぞ。1800円も出すのはもったいないです。

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azumina