ゴースト・イン・ザ・シェルのレビュー・感想・評価
全103件中、101~103件目を表示
タイトルなし(ネタバレ)
ジャパニメーションの傑作『GHOST IN THE SHELL攻殻機動隊』のハリウッド実写化。人体をサイボーグ化することが一般化した近未来。サイバーテロ対策組織の公安9課を率いるミラ・キリアン少佐は腹心の部下バトーと共にロボティクス企業ハンカ社の技術を破壊しようとするテロリスト達を追うが、謎の男クゼと出会い、少佐は自らの記憶に疑いを持つ。
そもそもの世界観がさながら『銀河鉄道999』、僅かな記憶を残した大脳以外は全てサイボーグの少佐は『ロボコップ』風、『ブレードランナー』を彷彿とさせるサイバーパンク臭溢れる街並を走る車はロータス・エスプリやセリカXX辺りのカスタム仕様、ということで近未来の話なのに70〜80年代SFへのオマージュだらけで妙に懐かしい雰囲気。原作の草薙少佐がなぜミラ少佐なのか?という疑問への回答をキッチリ用意した後に訪れる上述の作品群へのリスペクトに満ちたクライマックスもいい感じで、同窓会に出席したようなまったりとした高揚感のある味わい深い作品。ゆえに上記作品群に触れていない人達には妙に古臭いSFだと感じてしまうかもです。
名作は超えられなかった!
私がまだ二十歳そこらだった頃、『指輪物語』をアニメ映画化した意欲作が公開された。みなさんご存知の映画『ロード・オブ・ザ・リング』以前、1979年頃のことです。実写で撮影したフィルムをベースにアニメ化した斬新な技法は原作の世界観を抽出する事に成功し話題になるが興行的に大失敗~続編は作られずに終わりました。個人的には大好きなアニメだったので残念でした。以下は『攻殻機動隊』、『アバロン』、『イノセンス』を劇場で見て来た私なりの感想になります。本作は許されないミスを3つ犯しました。①ストーリーに変更を加えている。②未来都市は『ブレード・ランナー』の猿真似。そして最大のミスは③攻殻機動隊の命とも言えるテーマ曲(女性民謡グループ“西田社中”が唄う合唱曲)を冒頭の擬態シーンに使わなかった事です。川井憲次さんが作曲したサウンドトラック不在で攻殻機動隊を語ることはまず有り得ません!よって押井守監督作品を一度も見た事がない人は「つまんねぇ~」と叫ぶでしょう。熱狂的なファンは「偽物~」と怒るでしょう。CG描写に傾倒しすぎて映画の本質を置き去りにしました。海外版ポスターの出来栄えが良く、スカーレット・ヨハンソンの草薙素子がメチャ良かっただけに、う~ん残念!
スカヨハに頑張ったで賞
攻殻好きですが「つまらなくはないけどちょっと期待し過ぎたか…」という感想です。
マニアならニヤリとするシーンがてんこ盛りですが、それらを無理矢理繋げたて作った映画という印象。それぞれは悪くはないんですが、スゲー!ってほどじゃあない。試写会2D字幕版のイマイチ環境で鑑賞したせいもあるかもしれません。
どうせなら音も川井さんや菅野よう子さん使ってくれたらもっとニヤニヤできたのに…でも公開されたらもう一度観に行こうと思います。出来たらIMAXの日本語吹き替えで!!
全103件中、101~103件目を表示


