ゴースト・イン・ザ・シェルのレビュー・感想・評価
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良かったと思います
IMAX3D(字幕)で観ました。
ストーリーは正直攻殻機動隊のものではなかったです。
ただ絵面はアニメを追えていたと思います。
本来の攻殻機動隊は今起きていること、内面的な電脳の世界をひたすら追いかけることであるのに対して、今作品はスカーレット演じるミラ(後の素子)の過去を追いかける作品であったことに違いがあります。
作品としては僕は良かったと思います。
ただ攻殻機動隊の名を冠するなら電脳にかかる内面的な話に特化して貰いたかった所もあります。
なので評価は4としました。
余談ですが字幕が非常に見やすかったです。
そしてたけしが唯一日本語であったため英会話の中に日本語が混ざってしまい僕の脳が音声を聞くことを拒否してしまってました(笑)
普通に面白かった!
もともと攻殻機動隊は
あまり知らなかったのと
期待半分不安半分で見たおかげか
なかなかに面白かった!
にわか程度の知識でも「おっ!」と
なるシーンも多く 攻殻機動隊っぽい世界観やストーリーにも満足
ただアクションがもう一つだったかな
少佐の誕生譚がメインだったのから
続編があるなら大いに期待!
なかなか良く出来てる作品
総合評価としては、なかなか良く出来ている作品だと思う。
原作と同じシーンを、これでもか!というほど使用してたのはたまらなかった。
キャラの立ち位置としては、下記のような解釈として捉えたので、多少違和感は薄らいだ。
クゼ=人形使い+クゼ(2ndGIG)
HANKA=6課+メガテク・ボディ社
桃井かおり=骨董品屋の店主(2ndGIG)
野良犬=バトーが飼っていた犬(イノセンス)
メインテーマが、変更されているのが納得できない。
本作では「消された過去や上書きされた記憶に疑問を持ち、本当の自分を探して、最後に見つけるハッピーエンドストーリー」
原題は、そもそも自分は『人間』なのか。創り出された『モノ』ではないか。自分のゴーストは何なのか。その解となるような人形使いにダイブする事で確かめようとするが、融合して、上部構造に移行した『モノ』になってしまう。
故に、「ゴースト」という定義が希薄になり、『そう囁くのよ。私のゴーストが』というセリフが登場しない。
最後にクゼと融合しなくて良かった。そんな事になったら、ちんけなSFラブストーリーに成り下がってただろうから。
原作を知らない初見の人にはどんなSF映画と感じるのだろうか。哲学的な要素が全く無い作品なので、「これが攻殻か…」と誤解されないか心配だな。
この作品に”ゴースト”はなかった
Ghost in the shell(1995 ※以下「1995」とする)
それはアニメ史上不朽の名作として語り継がれて来た。
この作品が実写化すると知って今日まで興奮が抑えられなかったが、見た後のこの消化不良をどう形容すればいいか分からない。
一言でいえば中途半端。
攻殻SACの用語を借りるなら、"ゴーストダビング"失敗。
"ゴースト"がなかったとしても、商業映画として成功すればそれはそれでいい。しかしながら、興行収入は現時点で爆死である。
(IGN Japan 「海外で一足先に公開された「ゴースト・イン・ザ・シェル」、興行成績は振るわず」)
無理もない。脚本は「1995」とSACの切り継ぎであった。それでいて
「ゴースト」単語一つとっても説明はなされず、客の一人が、意味が分からなかった、終わった時に呟いていた。
「1995」のテーマである「人間とは?」といった哲学は薄く、
よくあるSFの記憶操作によるテーマに変わっていた。これはエンタメとしては悪くない。けれども脚本と、そして演出で台無しであった。
冒頭からして台無し。「1995」の完全なオマージュなのだが、CG感がゴリゴリで、「1995」の生々しさや怖さがなかった。BGMに「謡」が欲しかったがそれは仕方ないよな、と思っていたらエンドロールに[謡Ⅳ]が流れる。流すタイミング違うだろ!
少佐はアニメで見せたカッコよさはなく、無謀なことばかりする馬鹿、北野たけしは演技は良かったが英語をしゃべっていないようで、演出的な問題が感じられる。「9課」の存在が曖昧で、政府的な構造がガバガバであった。電脳世界にダイブするシーンは最悪といってよろしく、「どうしてこうなった、どうしてこうなった」と
アスキースラングを呟きながら耐えていた。
最後の攻殻のオマージュダイブも酷いの一言。CG演出がわかり易くて、これで攻殻をリスペクトしてるの?、と強く感じた。
良い点もいくつか。バトーやトグサは原作をリスペクトしている姿勢が伝わった。少佐の突入シーン、街の仮想現実や記憶錯誤のCG演出及び芸者ロボットの造形や動きは見る価値がある。他のレビューに「中華風がキツかった」と書かれていたが、「1995」も中華風な世界であったので、そこは気にならなかった。悪役のクゼは
「笑い男」と「人形使い」を足して2で割ったような存在で、
動機などのキャラクター性の設計がよくなされていた。最後のシーンはファン以外は「?」と感じただろうが....
総論として、35年前の「ブレードランナー」や「1995」と張り合うだけの演出、世界観を表現することはできなかった。いくつかのCG演出やロボットは記憶するべき価値は感じた。
この作品のPVは素晴らしく編集されているので、それだけみて満足してみるのも良いかもしれない。
80年代OVA風味だーっ!?
マンションがアヴァロンだったり犬の出番が妙に多いのはやっぱ押井守リスペクトなのでしょうか。押井守本人は泰然としているところにあはれを感じます。まあ感想求められてアレオレ言い出されても困るから内心はどうだかですが
原作者が泣いていると思う酷さ
攻殻機動隊が大好きで、すべての作品を何度も見ているものとしての意見です。
酷い。あまりにも酷い。
ハリウッドが実写化という時点であまり期待はせずに、好きな作品だからという気持ちで観に行きましたが、そういう次元ではない酷さでした。
のっけから義体化されたのが最近という謎の改変。
なのに仲間から少佐とわれている謎の設定。
(元々軍隊に所属していて、その時の階級が少佐だったためにそうよばれている)
そのあともツッコミどころしかない謎改変の嵐。
(人形使いがAIではなくなぜかクゼヒデオだったり)
とても原作が好きで映画化した、原作をリスペクトしているとは思えない、変えてはいけないところを変えてくる酷さです。
他の方もいわれてましたが、そもそも仲間たちの個性がいかされていない。
トグサにいたってはいるか?レベルの扱い。
最初にでてくる芸者ロボもいきなり戦闘VERの顔で接待してるし・・
文才がないのでうまく言い表せませんが、作品愛の無さガヒシヒシと伝わってきて、見るのがつらくなってくる作品でした。
初見の方は楽しめるのかもしれませんが、逆にこれが攻殻機動隊なんだと思われるのが悲しいです。
この内容ならゴーストインザシェルと銘打たなかったほうがよかったのではと思ってしまいます。
原作が大好きだという方々、見に行かないことをお勧めします。
主人公と悪役の過去が納得いかない!全体的には良かったけど
テロリストの調査から自分の過去を探りアイデンティティを見つけ出すストーリーの流れはグッときました。
香港とか犬とかスタッフロールのBGMとか、劇場版アニメが大好きなんだろな!というのが伝わった来るのは好印象。
目配せで娘じゃないか?と語るシーンも心に来ました。
しかしたった1年で家出なローカルでも運動家がバトーが信頼のおける少佐や天才悪役ハッカーになれるか!
ビートたけし(荒巻)が、ラスボスを射殺して終わりというのもハリウッド的というか、そこは令状持ってきて逮捕しろよと思ったり。
(^。^)酷評ってありえるの?
攻殻機動隊の多少の予備知識が必要だけど、機械と人間の境目は?という一貫した問いに十分答えられる作品ではなかったでしょうか?今の自分が本当に自分と言い切れるのか?記憶自体が曖昧になり、肉体が自分を確定する要素に全くならない近未来で自分を確定するものとは?ゴーストがどのように存在しているかはわからなず、他人がどうやってそれを 認識するのかわからない。が最後に桃井かおりが素子を抱きしめたのに答えがあるのだと私は思います。
酷評が多いが、、、、。ありえんよ。
攻殻ファンならまずは見ようよ!!!評価に臆する事なく!!!
誰よりも攻殻機動隊の事が好きな監督さんが作ったんだなぁ、と思う作品でした。良し悪しはその愛故です。そしてここのレビューも皆の愛故だから意見が割れてしょうがない!!!
でもね、アメリカありがとうございます!!!あんなに豪華に実写化してくれて。様々なシーンがそのまま実写化されてました!!!街中はちょっとブレードランナーチックだけど。でもいいんです、第1作も香港風だったから。
第1作から80%、他の作品群から20%かな?出資比率は。
あとね、スカーレット・ヨハンソンまじ綺麗!!!アクソンも最高!!!動きのキレ???何、映画俳優はオリンピック選手級の動きが無いといけないの???アレを再現するならホントCGでないと無理よん!
漂白???全然そんな事ないよ!!!次作あるなら是非出演してと誰か伝えて!!!
ラスボス他脚戦車、第1作以上にマジ無慈悲www あの戦車の動きに、今後の日本アニメのロボ系の実写化の兆しを感じたのは私だけ…でしょうか???
あとたけし!!!フガフガしてて私でさえセリフ聞き取りにくかったのに、何あのアウトレイジっぷり!!!いやカッコヨス…漂白とかいうなら最後にあんな風に白人を倒す日本人は描かなかったはずだよね!
攻殻系全く見た事ない後輩連れて字幕版(時間的に仕方なく)見に行きましたが、この前近代的未来系SFは面白いとの事でした!!!そう、良くも悪くもあの 時代 から未来は変わってなかったんです。
前評判のあまりの悪さに、全く期待せずしかも字幕版見たけど本当に面白かった!!!
2時間に「攻殻機動隊」の全部の味わいやすい部分がホント凝縮されてました!!!
OPとEDはまさに攻殻機動隊そのもの!!!
だから攻殻機動隊ファンの皆さんまずは見てみよう!!!
私は吹き替え版必ず見に行きますから!!!
╭( ・ㅂ・)و ̑̑ ぐっ
深かった!
思う以上に心に残ってじわじわ萌えます。以下が私的ポイントです。
①クゼが人間の精神で作ったというネットワークが謎であり新鮮です。何か別次元の人類の進化形を想像させます。機械との融合に失敗したルサンチマンのクゼがそのようなネットワークを作ったということがとても意味深です。実写版オリジナルの哲学的精神的展開です。
②少佐はその別次元には上昇せず”この世”に留まり、テレビシリーズと同じ立ち位置です。そして最後は少佐の「人間の大事なことは記憶ではなくどう行動するか」だというような言葉で終わります。内向的な認識や記憶の問題より、この現実世界でどう行動するか、という外向的価値づけは如何にも西洋的で、ハリウッド実写版の思想らしい。
以上のように、実写版にもこれまでの作品群と遜色ない深みを感じました。加えてオマージュ的場面はとても上手く構成されているし、スカヨハも音楽もカッコイイし、エンドロールではアニメで一番好きな音楽が流れるし。
字幕版も観に行きます。
ツッコミどころ満載です
気になったのは、たくさんありますが。
公安9課がほとんど活躍してない。
荒巻課長が銃撃戦。ないわ。
なんで、少佐に承認求めるの?
草薙素子は、もっと強くないとなぁ。弱い。
綺麗な人だけど、イメージ違ったなあ。
草薙素子とクゼとの関連性とかまでやることなかったないと思いました。この辺が眠かったです。
タチコマが出ないのも残念でした。
アニメの声優さんの印象が、バッチリハマってるので、やはり盛り上がれなかった。仕方ないですね。
でも、たけしさんと桃井さんは、凄く良かったです。
押井守版の攻殻機動隊大好きだけど・・・
まあよくここまで(押井守版)オリジナルをコピー出来たものだと感動しました。映像をそれっぽくしただけじゃなく、大事なところ(根幹)をしっかり抑えてるから、オリジナルと似た雰囲気がちゃんと伝わってくる。アニメの実写化でここまで徹底してコピーした例なんて見たことないです。(一部のシーンが本当に原作のまま!
それでいて、オリジナルの複雑難解なストーリーを、身体性というテーマを残しつつ、万人向けするように噛み砕いている。話はかなり上手くアメリカ映画に落とし込めていると思いました。
私はオリジナルの方を、もう10回以上は見てる大ファンですが、"実写化"としても"映画"としてもとても楽しんで見ることができました。
それはソレ、これはコレ
攻殻機動隊ファンとして、ツッコミ所は満載。
でも、それはソレ、これはコレ。
アニメのいろんなシリーズや、イノセンスとかの、良いところをかき集めて、つなげた感じ。
桃井かおりが、良かった。
なぜか存在感あった。
途中、攻殻機動隊を観ていることを忘れてて、
「多脚戦車」というフレーズで、思い出して、テンション上がった。
そして、全然タチコマじゃなくて、沈んだ。
タチコマ、ラスボスかよ!笑
原作に対する愛が感じられない
攻殻機動隊の魅力でもある電脳戦はないし
タチコマは出てこないし
タチコマもどきは不細工だし
素子はぽっちゃりだし
バトーはちんちくりんだし
トグサは中国人だし
サイトーはちょい役だし
イシカワ・パズ・ボーマは出てこないし
課長は1人で犯人のとこ乗り込むし
町並みは香港みたいだし
素子が弱すぎだし
特殊部隊はクリアリングの基礎ができてないし
銃の構えもなってないし
ゴーストじゃなくて薬で記憶改ざんされてるだけだし
何より全体的に暗い。
挙げればキリがないのだが
少なくとも公安9課の物語ではない。
映像は面白いが…
脚本が残念。中程から、草薙素子とどう繋げるかに主題が移ってしまい、急激に眠くなった。草薙素子にこだわる必要はないと思うけど。SFとしては、人間の魂がシェルに入る、逆にサイバーから意思有るものが生じる、という対比がミソかと思うので、今回の顛末はぐっと縮こまった、スケール感の小さい話で終わってしまった。敵の正体が、恐るべき者ではなく、極めて主人公に近い者というのは全くスケールが小さい。人類の進化だ、とセリフで言うけど、どこがどう?っていう…。ここが決めという場面で、上司である荒巻が部下である主人公に殺害承認を求めた時には、「何、何で?」とガッカリ感が最大化。映像は良くできてたとは思うけど、アニメ版の構図をそのまま使ったようでオリジナリティという観点ではいまいち。
押井守の攻殻機動隊
見事に押井守の攻殻であったし吹替版は声優もそのままであった。設定が胎児からの義体化ではなく成人からになっておりこれではなんで少佐と呼ばれているのか分からない、また少佐がネットの世界に入るこむことなく現実の世界に止まった点が異なる。たけしが意外と馴染んでいたしヨハンソンも現在の女優陣ではこの役は彼女以外考えられないだろう、最後は傀儡の謡が流れて来た。また原本の「攻殻機動隊」を見てみよう。
ホントに攻殻機動隊だ!
バトーの眼が機械じゃないところ、少佐の名前が草薙じゃないところなどで-0.5としましたが、話の中で眼も名前も知ってるやつになるので問題無し‼︎
攻殻機動隊という名前を下げてるだけで実はハリウッドの独壇場とかだったら嫌だなーと思っていたら、
ホントに攻殻機動隊だった。
ちゃんとゴースト・イン・ザ・シェルだった。
そんな気がします。良作ではないでしょうか。
タイトルなし(ネタバレ)
ジャパニメーションの傑作『GHOST IN THE SHELL攻殻機動隊』のハリウッド実写化。人体をサイボーグ化することが一般化した近未来。サイバーテロ対策組織の公安9課を率いるミラ・キリアン少佐は腹心の部下バトーと共にロボティクス企業ハンカ社の技術を破壊しようとするテロリスト達を追うが、謎の男クゼと出会い、少佐は自らの記憶に疑いを持つ。
そもそもの世界観がさながら『銀河鉄道999』、僅かな記憶を残した大脳以外は全てサイボーグの少佐は『ロボコップ』風、『ブレードランナー』を彷彿とさせるサイバーパンク臭溢れる街並を走る車はロータス・エスプリやセリカXX辺りのカスタム仕様、ということで近未来の話なのに70〜80年代SFへのオマージュだらけで妙に懐かしい雰囲気。原作の草薙少佐がなぜミラ少佐なのか?という疑問への回答をキッチリ用意した後に訪れる上述の作品群へのリスペクトに満ちたクライマックスもいい感じで、同窓会に出席したようなまったりとした高揚感のある味わい深い作品。ゆえに上記作品群に触れていない人達には妙に古臭いSFだと感じてしまうかもです。
名作は超えられなかった!
私がまだ二十歳そこらだった頃、『指輪物語』をアニメ映画化した意欲作が公開された。みなさんご存知の映画『ロード・オブ・ザ・リング』以前、1979年頃のことです。実写で撮影したフィルムをベースにアニメ化した斬新な技法は原作の世界観を抽出する事に成功し話題になるが興行的に大失敗~続編は作られずに終わりました。個人的には大好きなアニメだったので残念でした。以下は『攻殻機動隊』、『アバロン』、『イノセンス』を劇場で見て来た私なりの感想になります。本作は許されないミスを3つ犯しました。①ストーリーに変更を加えている。②未来都市は『ブレード・ランナー』の猿真似。そして最大のミスは③攻殻機動隊の命とも言えるテーマ曲(女性民謡グループ“西田社中”が唄う合唱曲)を冒頭の擬態シーンに使わなかった事です。川井憲次さんが作曲したサウンドトラック不在で攻殻機動隊を語ることはまず有り得ません!よって押井守監督作品を一度も見た事がない人は「つまんねぇ~」と叫ぶでしょう。熱狂的なファンは「偽物~」と怒るでしょう。CG描写に傾倒しすぎて映画の本質を置き去りにしました。海外版ポスターの出来栄えが良く、スカーレット・ヨハンソンの草薙素子がメチャ良かっただけに、う~ん残念!
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